尾根へ取り付き、ハイマツトンネルを抜けると・・・

尾根へ取り付く
滝の下部で尾根に取り付く(一条の滝は見えない)

やがて登山道は上ホロカ川の本流に出て、滝の下部で尾根へと取り付く。グイグイと急斜面を登って行く、登山口を出発してからやっと本格的な登りを感じる地点だ。高度が上がるにつれて下ホロカメットク山から境山へと続く山並み、周辺の紅葉模様が目に入って来る。「すごいねぇ〜〜〜クッキリだよっ、くっきり」私は叫んでいた。

下ホロ
左に下ホロカメットク山

境山
境山方面

そんな光景を楽しむのも束の間、すぐにハイマツトンネルとなる。ここでやっかいだったのがハイマツでは無く、所々深くえぐられた登山道だった。注意していないとスッポリと落ちてしまう、足元を見ながら慎重に通過した。30分弱の見通しのきかないトンネルはとても長く感じる部分であった。

ハイマツトンネル
ハイマツトンネル

「でたよぅ・・・」「長かったねぇ・・・」ほっとしながら口々に叫ぶ、やっとハイマツトンネルを抜け出る、広い雪田跡に出た(標高約1410m)。陽射しをいっぱいに受けてナナカマドの紅葉が鮮やかに輝く。
少し風が吹いている「これなら雲も吹き飛ぶかも、、、」「ここでこのくらいだから、山頂付近はもっと風が強いかもしれないよ」、、、ミネラル飲料を飲み干しながら言葉を交わした。

雪田跡
雪田跡へ到着!

綺麗だぜい

石狩連峰をはじめとする山々が一望だ。前週登った石狩連峰ニペノ耳、8月に登ったニペソツ山、そして丸山からウペペサンケ山〜さらに然別湖周辺の山々へと連なり、遠く北日高の山々までも・・・「だけどここから見るニペは優しい表情だよね、先週ニペノ耳から見たのとは大違いだよ」

「さあ、行きましょうか」yamazさんの声にうながされるように、右上の紅葉したナナカマドを目指して登って行く。2万5千分の1地形図では手前から沢へ下りるているので注意が必要だ。実際には標高1485m地点の北側に出るイメージであった。

「ちょっと止まって下さい、こっちを向いて・・・」yamazさんが紅葉をバックにして私達の写真を撮ってくれた。紅葉の中に飛び込む感じの中を登って行く、足場はあまり良くないが、、、輝く彩りで帳消しだ。

くっきりぃ〜〜〜
左から石狩連峰、ニペソツ山、丸山、ウペペサンケ山、然別湖周辺の山々へと続く

ナナカマド〜〜〜
写真提供:yamazさん

紅葉の中へ〜〜〜

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