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やがて登山道は上ホロカ川の本流に出て、滝の下部で尾根へと取り付く。グイグイと急斜面を登って行く、登山口を出発してからやっと本格的な登りを感じる地点だ。高度が上がるにつれて下ホロカメットク山から境山へと続く山並み、周辺の紅葉模様が目に入って来る。「すごいねぇ〜〜〜クッキリだよっ、くっきり」私は叫んでいた。 |
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そんな光景を楽しむのも束の間、すぐにハイマツトンネルとなる。ここでやっかいだったのがハイマツでは無く、所々深くえぐられた登山道だった。注意していないとスッポリと落ちてしまう、足元を見ながら慎重に通過した。30分弱の見通しのきかないトンネルはとても長く感じる部分であった。 |
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「でたよぅ・・・」「長かったねぇ・・・」ほっとしながら口々に叫ぶ、やっとハイマツトンネルを抜け出る、広い雪田跡に出た(標高約1410m)。陽射しをいっぱいに受けてナナカマドの紅葉が鮮やかに輝く。 |
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石狩連峰をはじめとする山々が一望だ。前週登った石狩連峰ニペノ耳、8月に登ったニペソツ山、そして丸山からウペペサンケ山〜さらに然別湖周辺の山々へと連なり、遠く北日高の山々までも・・・「だけどここから見るニペは優しい表情だよね、先週ニペノ耳から見たのとは大違いだよ」 |
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