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登山口2006年4月15日の海別岳で今シーズンの山スキー行を終えた。そうなるといよいよツボ足で春山へ〜〜〜私達は迷わず豊似岳と決めた。えりもの友人kusaさんから地元の山岳会で4月23日に登ると言う情報を得て、今回は2年ぶりに同行させてもらう事にした。

豊似岳には過去2回登っている。1回目は2003年4月18日で南日高の大展望がる素晴らしい山行であった。

今回は豊似岳からオキシマップ山へグルリと周回するルートである。出発地点から最高点豊似岳まで標高差約815m、さらに稜線を350mほど下りて、コルから150m登りオキシマップ山へ、最後は600mほどの高度差を下山する。距離にして約12kmと、それなりにハードな山行である。

2006年4月23日朝7時えりも町福祉会館前に集合!総勢16名での山行となった。登山計画書や、途中のゲートのカギ手配など全ておまかせである。追分峠から閉鎖されている肉牛牧場への林道に入りゲートを通過、車は登山口の約1.5kほど手前で雪に阻まれた。牧場跡を歩き登山口へ、午前7時40分まずは豊似岳へと向かって出発である。1週間前に登った帯広のとしさんの情報通り、尾根には所々まだ結構雪が残っていた。

まだ雪がある

尾根上にはまだ雪が残っていた

尾根を登る

日当たりの良い斜面では雪も無く、私達の足元は久々に山スキーから開放されて、落ち葉をサクサクと踏みしめながら、春の訪れを感じつつ登って行く。風は無く上空には青空も見えている、汗ばみながら上を見ると雪の残った急な斜面が待っていた。「あぁ〜〜この斜面は結構辛いところだったなぁ」、重くて締まった雪をステップを刻みながら登って行く。

標高800mを過ぎた付近からは木々を避けて、残雪の残る斜面を稜線目指して一直線に登って行く。「おっ、熊の足跡だ」クッキリと爪の跡を刻んだ足跡が続いている。先行している人の跡も交差していて、尻滑りのようなトレースも残っている。「2年前も熊が出ましたよね・・・」そんな話しをしながらも、誰も戻ろう等とは言わない。

急になるよっ

急な登りが続く

キックステップで

稜線が近づいた頃に先行していた男性が下りて来た。何も見えないし、ズボッと埋まるしで途中撤退してきたようだ。確かに上空の青空はいつしか消えていた、しかし薄日はさし込んでいた。

稜線に踊り出る、私はすぐに反射板のある二枚岳方向を見た「あっらぁ〜〜〜何も見えない!」。10時ちょうど、稜線から少し豊似岳方面へ進んだ地点の廃屋に到着!大休止である。「何も見えないね」「うん、だけど風が無いし暖かだからまあ良いんじゃないの!これならオキシマップ山まで行けるよ」。

稜線へ
稜線に出る

廃屋にて
雪に埋もれた廃屋で休憩

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