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【十六ノ沢コース】

東大雪の最高峰ニペソツ山、2000年8月27日最初の挑戦はガスに包まれ、2001年9月15日は秋晴れの紅葉真っ盛り、そして更に2003年3月22日〜23日白き鋭鋒をと前天狗まで登りその荘厳な鋭鋒を目にして打ち震えた・・・
「お花もたくさん咲くようだわ」、2005年7月24日午前4時5分私達は杉沢出合いの登山口を出発した。今回はえりも町の友人kusaさんとkomaさんも一緒である。

出発

まだちょっと暗い登山口を出てすぐに丸太橋を渡りると、いきなりの急登で尾根に出る。木々の間から朝日の輝きが洩れてきた。「こりゃあ、今日は良いんじゃないの」一行の雰囲気は盛り上がる。

しかし天気が良いとなると当然暑さも厳しくなるわけで、しかもこの山は長い長いアップダウンのあるハードな行程だ。標高差987mではあるが・・・GPSで大まかな測定をしてみると、距離約7.8km(片道)、累積標高1427mであった。当然熱中症に注意が必要なわけで、水分補給がポイントになる山でもある。

夜明け

おばさんを先頭にとにかくゆっくりと登って行った。追いぬいて行く人達、抜きつ抜かれつの御夫婦、何回か休憩しながら見通しの聞かない針葉樹林帯を進む。「こんなところをスキーで登ったんだなぁ〜〜〜あの頃は若かったから・・・」私は2年前の冬山行を思いだしながら呟いていた。

登る

1484m地点が近づく頃には、ハクサンシャクナゲが輝きだした。見事な色合いである、あっちにもこっちにも「シャクナゲが随分多い山だったんだね〜」、私達は一休みしながらその旬の彩りを楽しんだ。朝露に濡れたオオバスノキも花に紅をさし俯いている。

シャクナゲ
ハクサンシャクナゲbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb

オオバスノキ
bbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbオオバスノキ

1484m地点を過ぎて再び針葉樹林帯へと入って行くが、なだらかな登山道には上空の明るさが十分にさしこんでいて心地よい。「そろそろだと思うんだけど、、、見えるのかなぁ」

まだ登る

やがて木々の間から青空が、、、いや雲も流れていて・・・彼方にはウペペサンケ山が見えてきた。「う〜〜〜ん、微妙だねぇ、、、晴れてるのかな?山頂方面は! 下は雲海のようだけど」

ウペペだ
ウペペサンケ山が見えてきた

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