「白きニペソツ山、あれはもう凄かったですよ〜〜〜今年も行きたいんだけど、おっさまもどうですか?」昨年その白き鋭鋒に心をうたれたkoyaさんは熱く語るのでした。 「えっ?ニペソツ??そりゃあ行きたいけど、ウチは無理じゃないかな〜〜〜」そんなおっさんの言葉を打ち消すように「大丈夫ですよ、前天狗までですから!テントはアタイが担ぎますし」とkoyaさん。あ〜〜〜そして遂にその日がやって来たのでした。 2003年3月22日(土)午前8時30分、国道273号線沿いの林道入り口にはkoyaさん、yamaonさん、そしておっさん&おばさんの4名が集結していたのでした。 今回の行程は1日目は林道から杉沢出合い経由で1484m地点まで登りテント泊、翌日前天狗まで登って「白き鋭鋒ニペソツ山」を見て1484m地点へ戻り、テントを撤収して下山という結構ハードなものだったのです。それはおっさん&おばさんにとって今年の冬山のメインイベントともなるべき山行だったのでした。 |
おっさんは一抹の不安を持っていました。koyaさんは大丈夫だと言ったけれど、昨年のメンバーは凄腕の男性5名と女性1名だったのです。 同じコースを今度は男性2名(そのうち1名はか弱きおっさんだったのでしたぁ〜〜〜)女性2名で登るのです。しかも装備自体はそれほど変わらないのですから。 そんなおっさんの心配をよそに出発準備は整い、午前8時55分!遂に前天狗へ向かって山行の火蓋はきって落とされたのでしたぁ〜〜〜 林道入り口には3台の車が止まっていました、どうやら昨日からニペソツ山へ向かっているグループがいるようです。固めの雪に覆われた林道にはしっかりとスキーのトレースがついているではありませんか!「ラッキーだよ〜〜〜」一行は小躍りしながら進んで行ったのです。 天気は上々です、と言うよりも上空には青空が一面に広がっていたのです。天気予報では今日は「晴れ」、明日は「全道的に晴れ」のおだやかな2日間のようなのです。もうこれよりはないという絶好の条件が約束されていたのでした。 |
山中泊の重い装備を担ぎながら、ゆっくりと林道を進みます。とにかくなるべくトレースを辿りながらの体力温存作戦につとめました。 やがて前方に石狩連峰の白き山並みが見えてくると、もう一行は興奮気味に「ほれほれ、、、来たよ、きたきた〜〜〜石狩だぁ〜〜〜」 |
前方に石狩連峰が見えてくる |
そして振りかえると、ピリベツ岳と西クマネシリ岳の通称「オッパイ山」がその見事な形・・・あっ、いやいや、その〜〜〜(^^ゞ とにかくその山が見えるのであり〜〜〜早くもカメラを構える一行だったのでした。 |
ピリベツ岳と西クマネシリ岳 |
さてこの林道は約8km、そこでようやく夏道の登山口(杉沢出合い)に到達するのです。この林道をうまくクリアしなければ今日の目標の1484mまでは到着できないでしょう。 今晩は寒いテント内での生活ですから、着替えは持ってきているとは言え、なるべく汗をかかないようにアウターを脱いだり着たりしながら体温調節、いつになく無口な一行は淡々と林道を進むのでした。 |
|
|
|