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札幌近郊でまだ登っていなかった神威岳、「神威岳に登りませんか、、、烏帽子岳まで縦走できるし・・・」そんなkoyaさんの言葉に飛びついた。烏帽子岳は冬山ではあったが木挽沢ルートから登り山頂直下で撤退していた。「もう残雪も少ないだろうし、花も咲き始めているだろうし、ちょうど良いかもしれない」

2006年5月18日午前7時45分、国道230号線から百松橋を渡り、300mほど進んだ広場を出発した。間もなくゲートを通過して広い百松沢林道を進んで行った。風はほとんど無く、しかもこの時期としては珍しいほど気温が上がっていた。やがて砥山ダム湖が右に見えて来た。

ゲート
林道ゲート

ダムだむ・・・
砥山ダム湖が見えて来る

鳥がさえずり、足元にはスミレやニシキゴロモが咲いていた。koyaさんは早くもカメラモード全開である。大きく蛇行する百松沢川に沿って進んで行くと、やがて短絡路の入口となる。「神威岳」と書いた標識があるので、見逃すことは無いだろう。
短絡路に入るとニリンソウ、エゾエンゴサク、ヒメイチゲ、ミヤマエンレイソウ等が迎えてくれた。約20分ほど進むと再び林道に合流する。

短絡路へ
短絡路入口

お花が咲く
ニリンソウが咲き乱れ

ミヤマエンちゃん
ミヤマエンレイソウ

林道合流
林道が合流する

林道の両脇に咲く花々や鳥の鳴き声を聞きながら、のんびりと進む。ガサガサっと音がして小さなトカゲ(通称カナチョロ?)が走る、、、エゾシマリスが逃げずに尻尾をたらして枝にとまっていた、、、koyaさんがカメラを向ける、、、のどかである。

「おやっ???」林道を遮るようにスズランテープが張られている。前方を見ると林道が完全に沢水で崩壊していた。車の通過は無理であるが水量が少ないので歩いて渡るのには問題無かった。ここを渡ると間もなく林道終点となる、いよいよ山道となるのだ、実質の登山口と言えるのかもしれない。「さあ、ここで休憩しましょうよ、いよいよ登りとなるんでしょうから」

林道崩壊
林道崩壊箇所(帰路撮影)

山道入口
山道入口

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