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昨年の12月22日、中山峠から尾根を辿って境岳〜979mピークを歩いたのですが、もうひとつ狙っていた山が近くにありました。それは中山峠の北東に位置する二等三角点961.7mの東中山(点名)でした(同じ山が蓬莱山の奥にもあります)。少しでも天気の良い日にと思っていたのですが、なかなか晴れ模様の日が少なく、「もう行くしかないかっ」とばかりに2006年1月7日、おっさんとおばさんは中山峠へと向かったのです。

出発地点は中山峠の小樽開発建設部の綺麗なトイレのある駐車場、少し札幌側に戻って林道入口へ入ろうと思ったのですが、除雪で高く積まれた雪は攀じ登れそうにもなく、結局除雪ステーションの建物の裏側から入るとすぐにスノーモビルのトレースに導かれるように林道を横切り尾根へ出ました。午前8時30分!

出発

ラッセルだよね

小雪が舞い散る天候にちょっと暗い表情の二人でしたが、すぐにモビルのトレースを外れてラッセル開始。今回のルートは中山峠から国道230号線を右に見ながら進み旧国道へ!その後は旧国道を歩いて979mピークと東中山のコルから尾根に取り付きピークを目指す、片道約4kmの行程です。高低差はあまりありませんし、旧国道をのんびりと歩き、なだらかな尾根を登ると言う、どちらかと言うと歩くスキーに最適なルートなのかもしれません。

降り続く小雪にちょっとウンザリとしながら「何か、今日はこんな天気が続くのかもしれないね、、、、まあ、ラッセルの練習と言うことで」「うん、じゃぁ行こう!」おばさんは今日も元気に歩きます。時折上空に薄日を感じると「晴れるんじゃないの、ほらほら!」といつも通りに楽観的予測で微笑む二人だったのです。

旧国道
旧国道跡を行く

日差し

そんな楽観的予測も時には当り、上空にうっすらと青空が広がって来ると、周囲の光景は一変して輝きだすわけであり・・・樹氷に目を奪われながらうれしそうに黙々と歩くおばさん、そんな後姿を追うおっさんと言ういつもの構図が展開するのでした。旧国道とは言え、さすがにいつも歩く林道と比べると圧倒的に広く、それはまだ整備されているかのような印象さえうけるのでした。

そんな美しさではありましたが、膝下ラッセルの辛さは少しも美しくは無く???小刻みに「交代!」と叫びながら先を目指すわけであり・・・でもおっさんはカメラを構えての撮影班でもあることから、当然と言った態度で控えめラッセルとなりぃ〜〜〜

青空になると

綺麗だよ

現在の国道を走る車の音が時折聞こえてきます。ちょっと耳障りな印象もありますが、それは地理的に無理も無いこと、それよりも木々の間を進む真っ白な旧国道を、ラッセルしながら歩く喜びもまた素晴らしいものです(く、る、し、いぃ〜〜〜)、もちろん天気が良ければですけどね!

やがて視界が少し広がり、前方には目指すなだかなピーク、東中山が見えてきました。広くてなだらかな旧国道は、この付近から少し狭くなり積雪も小さな凹凸を繰り返すようになって・・・

ラッセル、ラッセル

見えたよぅ
右前方に目指す東中山が見えて来る

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