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=清里コース=

今年の夏山シーズンの目標に、おっさんとおばさんは二つの山への挑戦を掲げていました。一つは「神威岳(6月13日登頂)」であり、途中に「カムイエクウチカウシ山(8月9日登頂)」を挟んで、もう一つが斜里岳だったのです。斜里岳は札幌から遠いこともありましたが、なんと言っても天気の良い日に登りたいと、他のスケジュールとのからみで伸び伸びになっていたのでした。

さて9月の3連休、当初は17日を移動日にして、18日に斜里岳周辺の山を、そして翌日斜里岳と準備していたのですが、金曜日のピンポイント天気予報では土曜日が晴れ模様、

急遽予定を変更して深夜札幌を出発、「札幌⇔十勝スーパー割引4DAYS」(十勝清水〜足寄区間乗り放題)¥2500円也を利用して音更道の駅へ(車中泊)、翌朝足寄ICで下りて清里へ!天気予報はズバリと的中して斜里岳もくっきりと見えていました。清里市街に入ると「登山口へ」の標識に導かれるように最後は砂利道を進んで清岳荘前に到着8時30分! もう既に十数台の車が止まっていました。

こうしておっさんとおばさんは登山届を済ませて、意気揚揚と登山口を出発したのです、8時55分。(トイレあり、大変きれいに清掃されていました)

登山口

今回は旧道を登って、新道を下りることにしました、最も一般的なようですね。登山道を少し進むとすぐに沢沿いとなり右岸へ、左岸へと小さな渡渉を繰り返します。目印のテープや岩に書かれた矢印に誘導されながら進んで行きました。しっかりと見極めながら進むと迷うことは無さそうです。

それにしても次から次へとめまぐるしく渡渉が繰り返され、ちょっと緊張のへつり等もあり、最初から変化に富んだ沢歩きが展開されるのでした。雨で増水した時にはちょっと大変かもしれませんが、登山口には登山道情報が書かれていますし、山荘で情報を得ることも出来ます。でも天気の悪い時には無理しないほうが無難でしょうね。

渡渉1

「下二股まではあまり渡渉は無いと思っていたんだけどなぁ〜〜〜」おっさんはそうブツブツと呟いていたのです。以前から登りたいと思っていた山、その山への期待からおっさんはあまり先入観を持たずに挑戦しようと思っていました。ですから地形図は十分検討していましたが、ガイドブックはさっと流し読みした程度、実際に最初からの渡渉の連続に少し驚いていたのでした。

へつり

しかし二人の足取りは快適でした、なにせ素晴らしい天気です。山頂では大展望が待っていてくれることがほぼ確定しているのですから! 沢の水音も心地よく聞こえて来るのでした。
そうそう、沢歩きですから普通なら沢靴などの装備が必要になるのでしょうが、とにかく不思議と滑らないのです。もちろんしっかりと足場を確保して重心に注意しながら歩くのですけど! 結局ず〜〜〜っと普通の登山靴で問題ありませんでした。

渡渉2

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