樹氷きらめく「徳舜瞥山とホロホロ山」kちゃん頑張る

徳舜瞥山 1309m(標高差610m)

1999年10月24日(日) 徳舜瞥山登山口を目指しました。徳舜瞥山は昨年に続き2度目の山行です

天気予報ではまずまずの筈が一向に回復する気配が無く、登山口へ着いて山頂方面を見るとスッポリと雲の覆われていて、しかも雲から下へうっすらと雪化粧しているではありませんか。
「こりゃあーーまずいかもしれんぞおーーー」リーダのMAさんは力なく、でもいつもの調子でつぶやいたのでした。とほ!!

今回のメンバーは、帰って来たリーダのMAさんご夫婦、同じ職場のWさんご夫婦と娘さんで小学校4年生のKちゃん、それと一人歩きのOさんを含め総勢8名の編成です。

こんな天気に登る人はいるのかなあ??と思っていたのですが、すでに
登山口には4、5台の車が止まっており、ちょうど登り始めるご夫婦もおりました。「のぼるんですか?」と尋ねると「行ってみますよ」

登山口出発

丸木橋

雪がうっすらと!

今日は小学生もいることですし、慎重に、とにかく行けるところ迄行くことにして。8時35分登山口出発です。
なだらかな登り、そして階段を進むこと約20分、水場に到着です。今日の気温ではとても水場に興味を示すことはできません。水場のすぐそばは丸木橋となっており、濡れていて滑りやすい状況でした。注意しながら通過します。ここを過ぎると傾斜は多少きつくなってきて、大小の岩石も濡れていて歩行注意の状態でした。ゆっくりゆっくり確認しながら登ります。

9時30分7合目到着です。上から若い二人の男女がおりてきました。「頂上はどうでしたか?雪でしょう?」と、おっさん。「そうですね。全然視界もききませんでした。でも今見ると雲はあがっているようですよ」そう言われて上を見上げると、なんと白い雪に包まれた山頂が見えるではありませんか。
「もう一度のぼりませんか?」と、おっさん。「じょ、冗談じゃありませんよ」笑って若い二人は降りていきました。
ここから頂上が見えているという事は!「こりゃあ、いいかもしれんぞおおおーーーー!!」おっさんはMAさんを意識しながら、少し大きな声で力なくつぶやいたのでした。


登山ものがたりTOPへ

次のページへ

HOMEへ