1999年9月4日、おっさんとおばさんは遂に北海道最高峰「旭岳」に登るため、一路旭岳温泉に向かいました。「旭岳」今年からロープウエイが工事のため使用出来ず、登山口からの山行となりました。
7月に登った方からの情報によれば、「姿見の池」まで2時間半あればゆったり登れるとの事、と言うことは頂上までを残り2時間とすると4時間30分あれば良い計算となり、ガイドブックの標高差も約1100m弱、これなら、おっさんとおばさんでも大丈夫だろうと思ったわけです。まだ紅葉にはちょっと早いのかもしれませんが、今年はまあ下見ということでとりあえず登ることにしたわけです。
4日(土)19時、公共駐車場着、でも車はわずか2台しかありませんでした。土曜日ですので、てっきり混んでいるのかと思いましたが、すっかり拍子抜け、なにか寂しいくらいです。駐車場にはきれいなトイレがあり、夜も照明がともされていて、大変ありがたかったです。ただ、ここまで来る間も空は曇ったまま、一向に晴れる様子は無く、天気予報の「明日は曇り後晴れ」を頼りに眠りについたのでした。
おっさんはまたまたよく眠れず、ウツラウツラ、何時の間にか車のガラスはくもりなにかピカ!ピカと光っているものが見えるようになって来ました。そしてそのうちお月様が見え始めたのです。4時起床!!果たして天気は???まだまだ暗いのですが、なにか山並みのようなものを感じますそしてどんどん明るくなるにつれ、ついに太陽が昇り始めました。「こりゃあ!!今日はいいぞおおおおお!!!!」例の調子でおっさんは叫び、おばさんも一緒に大きくうなずいたのです。
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