2018年6月10日(日)、私達は徳舜瞥山へ登った。駐車場に着いたのは午前7時15分、この時点で舗装された駐車スペースはほぼ満車状態。何とか一台分確保出来てほっとする。「すごいね、今日も賑わいそうだな」そう言いながら早速装備を整えて登山口(5合目)へと進む。水の流れの無い河原を渡って樹林帯へと入って行く。先行している人、後続の人・・・熊よけ鈴の音を聞きながらのスタートとなった。 そんな人の流れも進むにつれて閑散となってきた。もっとも私達の歩みが遅いので次々と追い抜かれて~その結果が静けさをもたらす登山道となるのだ。木々の緑に包まれながらゆっくりと進んで行くと~やがて小さな沢を渡渉する(6合目)。水量は少ないので問題は無い。 |
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河原を渡って |
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木々の緑が美しい |
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小さな沢を渡渉する |
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登山路脇に咲く花々は、ハクサンチドリがやっと咲き始めていて、ベニバナイチヤクソウはまだほとんど蕾の状態だった。ヒメイチゲやミツバオウレンはほぼ終盤、コミヤマカタバミは前夜の雨や気温がやや低いせいかほとんど花を閉じていた。帰路でやっと開き始めた花を見つけてカメラを向けた。 |
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6合目を過ぎると徐々に斜度が増して来るのだが、周辺は苔むした林床となり~しっとりとした雰囲気に包まれることになる。そんな中に一段と際立って輝いていたのがムラサキヤシオツツジだった。「わぁ~綺麗だよ~」緑の中にその濃い紅紫色が浮かび上がって見えていた。それと対比するようにオオカメノキが緑に溶け込むようにして咲いていた。急な登りが続くが、時々立ち止まりながらそんな光景に目を移す。 |
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苔むした林床の登山道 |
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ムラサキヤシオ |
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オオカメノキ |
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カラマツソウは上部でやっと咲き始めたところ、ミヤマスミレがポツポツと登山道脇で見たられた。ナンブソウはやや終盤気味?だったが塊りを為して咲いているところもあった。その葉が魅力的な山野草である。 この時期の登山道脇で見られるウスバスミレはいつも私達の目を惹きつけるスミレだ。円心形の薄い葉と小さな白い花は触ると壊れてしまいそうな脆さを感じさせる。そんな美しさがたまらない魅力なのかもしれない。往路では朝露に濡れていたので、ほとんど帰路での撮影となった。 |
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ナンブソウ |
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ウスバスミレ | ||||||
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