title

少し南下して紅葉を楽しもうと出かけたのだが・・・まだまだ色づいたばかり。急きょ予定を変更して定山渓ダムのさっぽろ湖のほとりに聳える小天狗岳を目指す事にした。

2018年10月13日(土)、午前9時少し前にダム下園地の駐車場に到着。紅葉を楽しむ人達に交じって小天狗岳へ向かう人達の姿も多く見られた。私達も早速装備を整えて~遊歩道を登り登山口へと進んだ、午前9時20分。道道小樽定山渓線の橋脚の下を通り~沢を渡ってひと登り~もう一度橋脚を潜り抜けると一気に秋色が深まった。「あっ、ツリバナよ」赤い実がたくさんぶら下がるツリバナが目を引く。緑から黄色、黄色から赤へと色合いが変わるカエデ類の葉がとても美しい。

1
登山口

2
秋色に包まれて

3

4
ツリバナ

5

6

登山道は既に秋色に包まれていて、まさしく紅葉狩りの状況なのだが・・・すぐにこのコースの特徴である急な登りが始まることになる。行程的には標高差約430mほどなのだが、距離は約1.8kmと短い。つまりそれだけ一気に登ると言うことになる。地図ソフトのカシミールで調べてみると平均斜度は約27度。狭い登山道、朽ちた階段部分、ややぬかるむ足元、おまけに残置状態の鉄杭が頭を出す。固定ロープがあちこちに設置されてはいるものの、慎重に足元注意状態で急登に喘ぐシーンが続くことになる。

高度が上がってきて振り返ると、奥に神威岳の姿を配して~さらに眼下のさっぽろ湖の気配を感じながら~美しい秋色が広がっていた。「わぁ~綺麗だね」立ち止まり息を整えながらそんな光景に目を見張る。急な登山道を登り切って一旦傾斜が緩むのだが、またすぐに急登となり岩塔を回り込むと・・・見事な黄葉に包まれた。「すごいよ、きれいだよ~」思わず叫びながらシャッターを押した。

7

8
ややぬかるんだ急な登りが続く

9
奥に神威岳を見て

10

11

12
岩塔に向かって急な登り

13
見事な黄葉に包まれた

注意深く足元を見ると~ツルリンドウやミヤマガマズミの赤い果実、ツルシキミやナニワズの冬を越す花芽、そんな姿に春先から咲き始める様子を思い浮かべながらカメラを向けた。この先もまだまだ紅葉に包まれながら歩くことになるのだが~秋色を満喫しながらも急な登りが続く。

14
ツルリンドウ

15
ツルシキミ

16
ミヤマガマズミ

17
ナニワズ

18

19

20

21

22

23

24

25

登山ものがたりへ 次のページ HOME