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函館山には毎年ゴールデンウィークに合わせるように登っていた。わざわざ混雑する時期を選んで登る必要もない身分?だが、ちょうどその頃に咲く花々を見たいからでもある。今年は天気模様やスケジュールが合わずにあきらめていたのだが・・・たまたま函館方面に向かうことになったので、例年よりは1週間ほど遅れの急遽の訪問となった。結果的には~まだ咲き残っていた花々やちょうど咲き始めたものも見られて、十分癒されることになったのである。

2018年5月11日、早朝に札幌を出発して函館山管理事務所前の登山口に着いたのは10時50分。心配していた駐車場だがちょうど一台分の空きがあった。早速装備を整えて旧登山道入口をスタート、11時10分。札幌からの道中の強風も山域に入ったせいかおだやかそのものだった。ただ上空にはやや暗い雲が流れていて青空は望めそうにも無い。花散策(撮影)にはかえって好条件ではあった。観光道路を横切って汐見山コースへと進んで行く。今回の行程は昨年と同様に、汐見山コースを登って千畳敷コースに出て、その休憩所を経て七曲りコースを下り、道路を歩いて宮の森コースへ進み駐車場へ戻る。距離にして約6kmほどの花散策行である。

汐見山コースの急な階段を登って行く。早速迎えてくれる花々に何度も立ち止まりながら~しゃがみ込みカメラを向ける。そんなペースだから急な斜面でも息が切れるほどでは無い。下山して来た女性から「綺麗でしたよ~○○が咲いていましたよ」と言葉をかけられると、一段と元気が増して来る。なだらかな尾根上に出ると、一気に新緑に包まれる。まさしく森林浴とでも言えそうな心地良い感覚に浸ることになった。

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旧登山道入口をスタート

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汐見山コースの急な階段を登る

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なだらかな尾根上に出ると新緑に包まれた

今回の函館山散策コースで見られた花々を四つにまとめて(その1~その4)順不同で紹介します。
函館山散策コースで見られた花々 その1
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シラネアオイ

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ツバメオモト

6
クルマバツクバネソウ

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エゾエンゴサク(おばさん撮影)

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ニシキゴロモ

9
エゾワサビ

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コジマエンレイソウ

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ミヤマエンレイソウ

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オオバナノエンレイソウ

美しいオオカメノキの白い花、今が盛りと咲くニリンソウ、ますます深まる新緑、そんな情景に包まれながら汐見山コースを登り切って旧登山道コースからの千畳敷コースへ出た。ここのベンチで大休止、野鳥の囀りを聞きながら水分補給をして軽食を頬張る。

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オオカメノキの白い花が美しい

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なだらかな尾根を行く

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ニリンソウの群落

函館山散策コースで見られた花々 その2
常緑の低木であるヒメアオキの花が咲いていた。光沢のある厚い葉も魅力的である。コウライテンナンショウやムラサキケマン、エゾキケマン、チゴユリやホソバノアマナが咲き始めていた。このあたりが例年よりも遅く訪れたことで見られた花々かもしれない。

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ヒメアマナ

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ヒメアオキ

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コウライテンナンショウ

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ムラサキケマン

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エゾキケマン

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チゴユリ

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キジムシロ

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ホソバノアマナ

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ホソバノアマナ
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コンロンソウ

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