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旧登山道5合目からの千畳敷コースを進んで行く。やがて合流地点の分岐となり~そのまま千畳敷の休憩所に向かって広い道を進んで行く。やがて視界が開けて眼下に函館市街が見えて来た。上空にはどんよりと暗い雲が広がっていたが、市街地の一部には陽射しが降り注いでいた。不安定な天気であることには間違いない。風も強く感じてきたので、休憩所は休まずにすぐに樹林帯へと入った。

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千畳敷コースを広場へ向かって

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眼下に函館市街が広がる (カラスが飛んでいました)

函館山散策コースで見られた花々 その3(スミレ編)
この山のスミレの種類の多さは特筆に値する。それ故にこの時期に訪れることになるのだ。タチツボスミレやオオタチツボスミレは今が盛りとばかりに群落をなして咲いていた。ミヤマスミレもあちこちでいい感じで咲き誇る。スミレサイシンはほぼ終盤、ヒナスミレはまだ綺麗な色合いで咲いているものもあった。

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タチツボスミレ

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オオタチツボスミレ

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ミヤマスミレ
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スミレサイシン
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(下に咲いているのはヒナスミレ)

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ヒナスミレ
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七曲りコースをゆっくりと下って行く。やや遅い?時間のせいがあるのかもしれないが、行き交う人影はまばらである。まるで貸切状態の花散策行の気配だ。「わっ、凄いよっ」先を進むおばさんが叫んだ。指差す先には大きな塊をなしてヒトリシズカが咲いていた。背景も含めて見事な咲きっぷりと言うほかは無い。

登山道は急斜面をジグを切りながら下ってやがて道路に出る。そのまま道路を歩いて~途中から碧血碑へと分岐を進み宮の森コースへ向かう。このあたりの新緑の綺麗だったこと・・・そのせいだろうか、この日の散策行の終盤を迎えていたが何ら疲れを感じることはなかった。杉林に囲まれた散策コースは一段と静けさを感じさせる。

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七曲りコースを下る

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見事な咲きっぷりのヒトリシズカ

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美しい新緑に包まれながら宮の森コースへ向かう

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宮の森コースの杉林を行く

函館山散策コースで見られた花々 その4(スミレと・・・)
ヒカゲスミレとアケボノスミレはほぼ終盤であった。それでもまだ綺麗に咲いているものがあって私達を楽しませてくれた。今年も見られたムラサキ科の多年草である「タチカメバソウ」。もう終わっているのではと心配?していたが~まだ咲き残っていてくれた。総状花序につく小さな花がとても可愛い。

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オオタチツボスミレ(白花)

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ヒカゲスミレ
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アケボノスミレ(おばさん撮影)

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アケボノスミレ

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タチカメバソウ
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駐車場が見えてきた。「快適だったわね」「暑くも無く寒くも無く~花もきれいだったし」・・・私達はそんな言葉を交わしながら癒された散策行にピリオドを打った、14時55分。

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