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毎年7月上旬には大雪山系(含十勝連峰)を歩き始めている。昨年はちょっと遅めで7月14日の富良野岳が最初だったが~「今年はどうなんだろうね」蝦夷梅雨状態の天気が続く日々と大雨による林道決壊で登るところも限られる。それならと~久しぶりに十勝岳の中腹を歩いてみることにした。

7月7日(土)午前5時過ぎの望岳台、もうすでに沢山の車がとまっていて出発準備をする人達で賑わっていた。私達も早速装備を整えて駐車場をスタート、午前5時40分。ちょうど10数名ほどのグループの人達とほぼ同時刻となった。風は弱く~やや日射しを感じる程度の高曇り、そして眼下には雲海が広がっていた。右に三段山や富良野岳、そして左には十勝岳の広大な山裾の奥に雲海と旭岳を始めとする表大雪の山々を見ながら~ゆるやかな斜面を登って行く。

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前方に十勝岳や三段山を見ながらスタート

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左に三段山と右奥に富良野岳

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広大な山裾に広がる雲海と、その右奥に表大雪の山々

ここを歩くのは6年前の6月24日に美瑛岳に登った時以来である。その時はガスに包まれた山行ではあったが、沢山の花々を満喫出来た。「今日はどうなんだろうね」期待に胸をときめかせながら歩みを進める。先行するおばさんが早速しゃがみ込んでカメラを向けていた。シラタマノキである。イワブクロも歩き始めの登山道の左右で見頃を迎えていた。エゾノマルバシモツケはちょうど見頃、あちこちで群生しているさまが美しい。

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シラタマノキ(おばさん撮影)

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イワブクロ
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エゾノマルバシモツケ
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そんな写真を撮りながらの山行だから、「山へ登る人」のほとんどは私達を追い抜いて行く。十勝岳避難小屋分岐まで約1時間強、ちょうど先行している大勢のグループの人達が休憩を済ませて出発準備。どうやら十勝岳方面と美瑛岳方面に別れるようである。私達はちょうどその後を進むような形となった。

分岐からは美瑛岳方面へ向かって進んで行く。ほどなく硫黄沢を渡って尾根を登って行くことになる。「わぁ~綺麗よ~」早速あちこちに大きな黄色の塊が見えて来た、メアカンキンバイである。ちょうど見頃なのだがまだ露に濡れていたので帰路に撮影することにした。イソツツジもあちこちで大株で咲いていた。これもちょうど満開状態で目に飛び込んで来る。早くも花撮影モード全開の私達はすぐに静けさに包まれた登山道を進むことになった。

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十勝岳避難小屋分岐

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分岐から中央右に十勝岳避難小屋を見る

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硫黄沢へ向かって

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硫黄沢を渡る

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メアカンキンバイ
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イソツツジ
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