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何か~あっと言う間に今年も11月を迎えてしまった。「もう晩秋だよね」、毎年そう言いながら夏山シーズンの終盤となる山行に向かう。晩秋を迎える山々は~咲き誇る花々は無く紅葉の輝きも色あせ・・・何となく物悲しさが漂う。それ故に、せめて天気の良い日に広がる展望を目にしながら歩きたい。
今年も昨年に続いて恵山周辺を歩くことにした。前日は大沼公園で終盤の紅葉をカメラにおさめ~そのまま恵山町へ向かって夕日を受けて輝く恵山山麓の前山(202.4m)に歓声をあげて、、、恵山道の駅で車中泊。
そして、2013年11月2日(土)早朝、賽の河原駐車場へ~どうやら私達が一番乗りのようだ。出発準備をしているともう一台車が到着して~降立った男女二人組がそそくさと恵山に向かって行った。私達も後に続く、8時25分・・・上空は高曇り、日射しは弱く~さすがに終盤を迎えた紅葉はあまり輝きは感じない。「青空が欲しいね~」そう言いながら駐車場から舗装された遊歩道を進み、案内板に誘われて噴煙をあげる恵山に向かって行く。しばらくは広大な火口原(賽の河原)を左に見るなだらかな登山道である。

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賽の河原駐車場から遊歩道を進む

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海向山

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噴煙を上げる火口に向かって

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火口原(賽の河原)の奥に海向山
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大きな岩石を横目に進んで

昨年は11月5日に函館のsakagさんとご一緒させていただき、最後の紅葉を堪能した(昨年のページはこちらから)のだが・・・どうやら今年はもうピークを過ぎていたようである。ちょっと気落ちしながら「権現堂コース(1979m)」の標識を見て、恵山の山頂に向かって行く。今回の行程は距離にして約2.9km、標高差は約290m~単独の登山として考えるなら物足りない行程かもしれないが、今年も恵山に登った後に椴法華コース側に少し下って北東尾根を彩る紅葉を楽しむ予定だった。それがメインでもあったのだが・・・その事については後述することとする。

火山灰に覆われた荒々しい山肌を何度もジグを切りながら登って行く。前方に海向山を見ながら、、、そして時に向きを変えて眼下にブルーの海を見て、、、そして噴煙を身近に感じながら、、、やがて傾斜が緩んで平坦地に出ると山頂は近い。

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権現堂コースの標識を見て

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階段が続く

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広がる火口原の奥に海向山を見て

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登山道は時に向きを変えて・・・眼下に太平洋を見る

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外輪山の奥に古部丸山

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平坦地に出ると山頂は近い

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