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9時20分、恵山の山頂に立った~駐車場をスタートしてから55分だった。山頂の少し奥の祠付近に先行していた男女が居て、ほどなく私達と入れ替わるようにして下って行った。

高曇りではあったが視界は良好であった。眼下に恵山町とその海岸線、やや霞んではいたが津軽海峡を挟んで下北半島が見えていた。ちょっとズームして撮影したが、、、コントラストを上げた1024ピクセルの画像ではなんとか下北半島の山々も確認出来る。左側のちょっと尖った山が釜臥山(かまふせやま)で中央のなだらかな山が燧岳(ひうちだけ)のようである。もちろん私達は行ったことが無いが。
視線を移せば遠く亀田半島に連なる山々、もちろん手前には海向山や古部丸山、そしてその隣に小さく駒ヶ岳が霞んではいたが目視出来た。

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山頂の奥にある祠

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眼下に恵山町の海岸線が広がる

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津軽海峡を挟んで遠く下北半島が霞む・・・
画像クリックで幅1024ピクセルで下北半島の釜臥山(かまふせやま)と燧岳(ひうちだけ)

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海向山と右奥に古部丸山
画像クリックで幅1024ピクセルのパノラマ画像表示

写真を撮り終えてすぐに下山を開始した。強い陽射しを背に感じた、、、上空に青空が広がって来た。晩秋の山々も日射しを受けると輝きを増す、「これだよね~青い空と海と・・・広がる展望と、、、紅葉と(小さな声で)」私はそう叫んでおばさんの後を追う。「あれよっ、ほら・・・輝いている」」眼下に目指す北東尾根の紅葉が少し見えていた。

北東尾根は、昨年ご一緒させていただいた函館のsakagさんに案内していただいた。その眩いばかりの輝きに~今年もまた是非見たいと思ったのが今回の山行の目的でもあった。

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青空が広がり始め・・・

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前方に火口原外輪山と左に海向山、奥に古部丸山を見ながら

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ブルーの海が美しい

権現堂コースの分岐を左に分けて、さらに岬眺望コースを左に分け・・・椴法華コースを下って行く。二人組の方が登って来た、「紅葉はどうでしたか?」と尋ねる。「えぇ~綺麗でしたよ」「そうですか、ありがとうございます」、ツツジのトンネルを足早に下って行く。トンネルを抜けて視界が広がり前方にブルーの海を見て・・・立ち尽くす・・・

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岬眺望コースを左に分けて

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椴法華コースへ

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ツツジのトンネルを潜り抜け

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視界が開けて

やや葉が落ちていて昨年よりはあきらかに輝きは鈍かった。それでも黒っぽい溶岩を覆うイソツツジやガンコウランの緑とサラサドウダンツツジの輝き、そして眼下にブルーの海と白い灯台~そのシチュエイションは私達を満足させるに十分なものであった。「こっちからはどうかしら」「うん、俯瞰する感じだよね」位置を変えてカメラを構える。

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北東尾根を彩る秋彩

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ブルーの海と白い灯台を眼下に

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画像クリックで幅1024ピクセルの画像表示

「綺麗だったわね」「やっぱりあの尾根は期待を裏切らないね、来年はもう一度かな~時期を見極めて・・・」、賽の河原駐車場に向かって戻って行く。次から次へと登って来る人達とすれ違う。いつしか上空にはまた薄い雲が広がっていた。10時55分、駐車場へ到着。

前夜見た夕日を受けて輝く前山をもう一度見下ろしながら~長い札幌までの帰路に着いた。

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夕日を受けて輝く前山(201.9m)

コースタイムは省略します。

【photo movie】恵山山麓と大沼公園の秋彩はこちらから

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