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稜線に飛び出した地点が二枚岳(970.6m)と三枚岳(1012m)への分岐となる。ここには戦後の進駐米軍無線中継所跡があり、発電機のような残骸や、すぐ近くには電柱も残っていた。腰を下しながら二枚岳方面を見る。一面笹に覆われていて踏み跡らしきものは見えない。数年前にはコル付近に反射板があったが今は撤去されている。

「あっ、これは・・・」kusaさんが声をあげた「ダニよっ!」、「あっ私も・・・」 この周辺の山々を歩く時にはダニに食いつかれることが多い。全員チェック開始だ! とにかく都度丁寧にチェックすること、ツルツルした衣服を着ることくらいしか防ぎようが無い。今回はkusaさんが先頭を歩いていたから一番の被害者だった。


稜線へ出た地点は米軍無線中継所跡


発電機のようだ



無線中継所跡から稜線歩きの始まりである。すぐに潰れた小屋があり、回り込むように進むと踏み跡が続く。稜線上を行くと言ってもハイマツや岩場等を避けて、ほぼ西側の斜面を進んで行くイメージだ。時々稜線上に出て1088mピークから観音岳へ続く稜線を見ながら歓声を上げる。「あそこも歩いたよね〜」「良かったよなあ〜観音岳


小屋は潰れている


踏み跡を進む


時々稜線上に出る


目指す1088mピークと右に観音岳

1088mピークが近づくにつれて踏み跡は不鮮明になる。笹藪を漕ぎながらダケカンバを交わし、また踏み跡を見つける。「こっちよね」「ここは稜線上に出た方が良いかな」。強烈な藪こぎでは無いもののルートを見つけながら進んで行くことが段々多くなって来る。もうダニのことなど忘れている。
やがて前方のダケカンバ越しに1088mピークがその端正な姿を見せる。「あそこまでよね」「最後の登りはきつかったよね」残雪期の山行を思い出していた。


笹藪漕ぎ(ダニ注意)


前方に目指す1088mピークが


端正な姿の1088mピーク


観音岳

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