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1088mピークが近づくにつれて斜度も増して来るが藪こぎに集中しているおかげで?あまり息をきらすことは無い。
「あっ、キスミレ」この花の時期的にはちょっと遅かったようだが、まだ咲いていた。「何キスミレ?」と聞かれて〜「えっと・・・キスミレの分類はかなり難しいから、、、でもエゾキスミレにしては葉が薄いし柔らかな感じ、葉に毛が見えないな〜」結局「トカチキスミレかもしれない」と話しを切った。

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段々斜度も増して来る

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トカチキスミレ
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「もうすぐだよっ」「了解」。目的のピークが近づく〜ハイマツを交わしながら進む、「ここだね」11時55分〜私達は豊似岳前峰の1088mピークに立った。登り始めてから3時間55分のゆっくりペースだった。

ピーク上はハイマツに覆われている、立ち上がって優しい表情の豊似岳を見る。「あっ、楽古じゃない」おばさんの声に「そうそう楽古岳だよっ」皆の視線が注がれた。右奥に微かに楽古岳が見えていた。豊似岳からオキシマップ山へと続く稜線、そしてその奥にルチシ山も見えていた。

「あっ、キバナシャクナゲがあった」nagaokさんが叫んだ。付近のハイマツの下に隠れるようにして、キバナシャクナゲが少しだけ咲いていた。「ちょうど咲き始めだから綺麗だね」「痛み易い花だからね」「可愛い〜」皆で囲みながら見つめた。近くにはコミヤマカタバミも咲いていた、撮影タイムの始まりである。

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1088mピーク直下を行く

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豊似岳

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豊似岳からオキシマップ山(左)へ続く稜線 奥に霞むルチシ山

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キバナシャクナゲ
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コミヤマカタバミ
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濃いピンクの筋が入ったコミヤマカタバミ:おばさん撮影

撮影が終わってほっとひと息、昼食を頬張りながら会話が弾む。「何年前だったっけ〜皆でオキシマップまで行ったよね〜」「うん、あの豊似岳からオキシマップ山への稜線の雪庇は怖いくらいだった」「観音岳へもまた行きたいね〜」「あれも良かったな」
豊似岳からオキシマップ山へ縦走したのは2006年4月23日だった。「稜線に立てば雲上の人」となり日高山脈の眺望やオキシマップ山への稜線歩きを満喫した。

12時40分、下山を開始した。柔らかい初夏の日射しを受けながら稜線から尾根を下って行く。眼下の百人浜からえりも岬方面はまだ霞んでいた。

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眼下に霞む百人浜、えりも岬方面

コースタイム(含休憩時間)
登山口 08:00  稜線分岐 10:30-10:55  1088mピーク 11:55-12:40  稜線分岐 13:25-13:40  登山口 14:55

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