その2  丸山山頂へ

櫓の上のおばさんやっとの思いで山頂へ到着です。でも1時間しかたっていなかったのですが、すごーーく長く感じた二人なのでした。

その頃になると天気はすっかり回復し、木々の間から長万部岳が見えています。そして目の前にはあの
黒松内岳がくっきりと見えているではありませんか。
チックショーー今日登ればよかったのかな!!!
「でも明日も天気はいいんだぞ」とおっさんは自分にいいきかせるようにつぶやいたのでした。

黒松内岳

雪崩斜面を見ながら山頂にはガイドブックにもあるように、鉄骨の櫓が立っていました。

でもどうも高さがいまいち。しかもなんとなく傾いているんです。
良く見ると
鉄骨の足が一段折れていたのです。
ガイドブックの写真を見ると、櫓の下のほうが曲がっているのがわかりました。

時々チラッと顔を出す
羊蹄山や昆布岳が見事でしたよ。

山頂で休んでいると、虫さんがわんさかと寄ってきました。あわてて
ハッカスプレーをシューー、これが効き目抜群で、虫さんはあれよあれよと一目散に去っていったのでした。
12時40分下山開始です。今度はあの深い雪崩斜面を左側に見ながらいっきに下りました。13時23分登山口到着です。

ほっとして、山の家前のお庭で昼食タイム。すると外国人のグループが隣に来て食事をはじめたんです。おっさんは緊張しながら「ハーーイーー」、すると「コンニチワ」げええっおっさんは思わず照れ笑い。お別れには「それじゃあーー」と言うと、「バアーーイ」うーーーん!!
長万部でカニ飯を買い、歌才オートキャンプ場へ向かったのです。


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