桂月岳の夜明け

どうやら雨は止んだようでした、時計を見ると3時過ぎ「あれっ、、、晴れてるみたいですよっっ」yukuちゃんの声が聞こえました。「まさか、昨夜は雨が降ってたし、今日の予報も曇りだぜっ」おっさんは目をこすりながらテントの入口を開いたのです、確かに東側の空が明るくなっているのです。どうやらもう桂月岳へと向かっている人もいるようです。

「ヨシ、行こう!」一行は力強く?テントを抜け出して桂月岳へと向いました。山頂まで約15分程度です、もうすでに数人の方々が山頂の岩に登って東の空を見つめていました。カメラ班?のおっさんとyukuちゃんは隙間を見つけてその岩の上に!!!おばさんもしっかりと岩の横を、hayasさんも位置を確保したようです。

シルエット

少しづつ明るくなって来る空、そして北大雪の山々が見事なシルエットとなって、静かに佇んでいるわけであり、それはニセイカウシュッペ山であり、、平山、屏風岳、武利岳でありぃ〜〜〜

北大雪の山々

やがて東の空が紅く染まり始めると、それは上空に広がる雲にも輝きを与え〜〜〜ゆっくりと静かに今ご来光が昇ろうとしているわけであり、、、

夜明け前

「ん???」目を凝らすと円い輝きが感じられてきて、良く見るとそれはどんどんと大きくなり、、、「来るぞぅ・・・」おっさんは思わず叫んでいたのでした。

瞬間

嗚呼、その輝きは落ち着いていて、かと言って広い空に浮かぶ雲を巻きこみながら、あまりに神々しく輝きぃ〜〜〜カメラを持つ手に力をこめながらも、その美しさに打ちのめされるかのような一時だったのです。

ご来光

完全に日が昇ると、黒岳のシルエットの彼方には屏風岳、支湧別岳、武利岳、武華山等が浮かんでいるわけでありぃ・・・思わず合掌!!!

夜明け

ふと我に返り振返ると、回りはもう人でいっぱいでした。桂月岳を下りて行くと眼下には石室とテントが見え、そして背後には烏帽子岳〜白雲岳が朝日をうけて佇んでいたのです。

石室を囲む花々
眼下に黒岳石室とキャンプ指定地、奥に烏帽子岳〜白雲岳

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