午前6時、一行は黒岳石室を出発しました。北鎮岳にかかっていた雲もだんだんとあがってきて、上空には青空が広がってきました。「すごいなぁ〜〜〜やっぱしhayasさんは晴れ男だ」そんなおっさんの声に「いいえ、私は晴れ女ですから」yukuちゃんはこの件に関しては決して譲ろうとはしないのでした。 そんなことはどうでも良いのですが、雲ノ平には見事なお花畑が広がっていたのです。キバナシャクナゲ、エゾコザクラ、エゾノツガザクラ、、、とにかくもうため息の連続でした。「今年のお花って凄いですね」そんな言葉を何度も繰り返すyukuちゃん、、、「これは凄いですよ、、、こんなのは見た事が無い」hayasさんも興奮気味です。 |
雲ノ平を行く・・・前方右の北鎮岳の雪渓模様が美しい |
![]() エゾコザクラの群落 |
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6時45分、お鉢平展望台へ! ここからの眺めは実に雄大です。赤石川が源流部から大きくうねりながら流れ、不気味な有毒温泉を取り囲むような雪渓模様が美しく・・・ |
お鉢平(展望台より) |
展望台を過ぎるといよいよ北鎮岳が迫り、その東斜面に大きく広がる雪渓に目を奪われながら、北鎮岳分岐へと至る急斜面の雪渓を左に見るわけであり、そこにはひと筋のトレースがついていて遠目にもしっかりと確認出来るわけでありぃ〜〜〜 |
左の急な大雪渓を登って行くと北鎮岳分岐 |
そしてその雪渓の下に立つとそれは思っていた通りの急斜面であり、見上げるとまるで青空に向って行くかのように先行している人達の姿が見えるのです。 |
![]() 急な大雪渓の下 |
「ここは注意だよ、ステップが刻まれているからしっかりとその跡を登って行きましょう。あせらずにね」そんなおっさんの声を聞きながら、hayasさんが先頭で登り始めました、ゆっくりと確実に! 重いザックを担ぎながら、バランスを崩さぬように、、、ここは決して転倒できない場面です。 息遣いが荒くなってきました、一歩一歩、立ち止まり、また一歩〜〜〜 |
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この急斜面の雪渓を登りきるとまもなく北鎮岳分岐です7時20分。一気に風も強くなってきました。一行はこの分岐にザックをデポ、空身で北鎮岳へと向いました。山頂までは急な登りですが見た目よりは時間がかかりません、15分ほどですね。 |
![]() 分岐から北鎮岳へ向かう |
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