緊張の稜線歩きの足を止めて、ふと振りかえってみる。青空と1088mピークから豊似岳へと続くなだらかな稜線にまとわりつくかのように漂う雲!!クッキリとした遠望はもちろん良いが、こんな光景もめったに見れるものではない。 |
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969mピークが近づくにつれて雲に包まれ、そして稜線は一層細くなった。東側は30度を越える角度で沢へと落ち込んでいる、慎重に歩を進める・・・ハイマツが行く手を阻むと回りこむように急な雪面を進む。しっかりと足元を確認しながら、、、 |
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969mピークはハイマツと格闘しながら進んだ、これがまあ大変である。枝に足が乗ると滑るし、埋まるし枝にひっかかるし、、、その先は岩場となっていて、西側のハイマツや細い樺の木を潜り抜けるようにして下りて行く!ここが一番の難所であった。クリアしてほっとひと息、、、 |
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969mピークを過ぎるとコル目指してどんどんと下って行く。標高差約200mほどの下りである、「なにもこんなに下らなくてもね〜〜〜」等とぼやく言葉も出て来る。やっと木々の間を抜けて振り返るとそのピークは見上げる高さである、「もうあんなに下ったんだねぇ」そんなちょっとため息に似た言葉を呟きながらコルに降り立ち、、、 |
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