そんな日本庭園の中でも一段と美しく感じたのは、天沼でした。大小の岩と緑で覆われた沼は、その奥にまだ雪渓を残しながら、、、咲き始めたイワイチョウで彩られながら佇んでいました。 |
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天沼 |
天沼を過ぎるとコースは大小の岩を乗り越えて進んでいました。目印は岩に塗られたペンキと、岩上にかすかに残る踏み跡でしかありません。視界が悪い時には注意が必要なところですね。もちろん足場も悪いですから転倒注意でもあります!!! |
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![]() ミヤマタネツケバナ |
やがて前方には2000m台地が迫って来ました、でも上部は雲で覆われているんです。「ここまで来たら、、、やはり見たいよね、山頂!!! 見れたらもうそれで良いから、、、山頂からの展望はこの次で良いから・・・」 おっさんとおばさんはとにかく山頂を目にしたい気持ちでいっぱいでした。長い辛い道のりを経て、やっとここまで来て、、、何も見えない???それは無いじゃない・・・ |
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2000m台地への登りは一面の岩場、巨大なロックガーデンです。見上げると先行する人の姿が見えていました。どんどんと雲が流れて一瞬青空になったかと思うと、またあっと言う間に雲に包まれてしまう、そんな繰り返しでした。「これなら大丈夫だよっ、きっと見れるさ」おっさんは少し明るさを増して来た上空を見上げながら、登って行きました。 |
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