広大な2000m台地を進んで行きました。相変わらず風が運ぶ雲が勢い良く流れています。でも青空もしっかりと感じられるようになってきて、おばさんの足取りは軽く、、、「見えて来たぁ〜〜〜」と前方を指差し、「そ、そ、そうだぁ〜〜〜あれだよっ、山頂だよっ、、、見えてるぞっ」おっさんはそう叫びながらシャッターを押し・・・ 振返ると化雲岳方面の展望がドーンと広がっているわけであり、「きっとあの雲の彼方に旭岳なんだぁ、でもそこまで望むのは贅沢ってもんさ」おっさんはそう呟きながらおばさんの後を追って行きました。 |
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2000m台地から見た化雲岳方面 |
さあ、もうすぐです、ここを登り切れば目の前にはトムラウシ山が見える筈です、もっとも雲に覆われていなければですが・・・「さあさあ、果たして見えるのでしょうかぁ〜〜」いつしかおばさんもおっさん調の語りとなり、登り切ったその瞬間「晴れろぅ〜〜〜」と叫んでいたのです。 |
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そんなおばさんの声に呼応するかのように、雲は一気に流れ去り・・・あぁ〜〜〜眼下には真っ青な北沼が白い雪渓を残しながら佇み、そしてそしてぇ〜〜〜遂にトムラウシ山が二人の前にぃ・・・しばらく無言でした、、、やっと二日目にして目指す頂きが二人の目の前に現れたのです。「遥かなる山、あこがれの山・・・トムラウシ山」そんな言葉を実感出来る一瞬でもありました。 |
北沼とトムラウシ山 |
「これだけ見れたらもう良いね、、、」そんな言葉を呟きながらも、二人は北沼へ下りて行ったのです〜〜もちろん山頂を目指すために!!! 沼のほとりでは学生さんたちでしょうか、大きなザックを下ろして休憩していました「こんにちは〜〜〜」 |
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