932m峰を後にして稜線を下り始めた。私の大好きな光景が広がる、、、それは大きく翼を広げたような樽前山であり、なめらかな曲線を描くように稜線や外輪山に続く踏み跡であり、、、風も弱く好天に恵まれたその光景は大きさな優しささえ感じるのだ。 |
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東山へと続く外輪山の登りは結構キツイ、目の前に見えるポコを登りきった先にピークへと続く細い稜線が続いていることは知っていた、決して急ぎはしない。小さくジグザグと刻まれた踏み跡を俯き加減に登って行く。「こんにちは〜〜〜」行き交う人達も多くなってきた。 |
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樽前山東山ピークへ向かって登る |
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10時5分、東山ピークに立った。噴煙は真っ直ぐに上に向かって静かにたなびいていた。心なしか溶岩ドームも優しく見える。「何か今日の樽前山はおだやかな感じだねぇ〜〜〜、こんな山行も良いよね」私はそう呟きながらザックを下ろした。 |
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展望台まで下りてベンチに座った、、、少し待ったがエゾシマリスは出て来ない。あきらめて登山口へと向かう。「あっ、咲いてるよっ!!」おばさんが声をあげた、ウコンウツギだった。まだ咲き始めたばかりの花にカメラを向ける。「きっと来週あたりは満開だろうね〜〜〜」そう言いながらシャッターを押す。10時45分、樽前山登山口に下り立った。 |
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コースタイム(含休憩時間等) |
2005年8月の樽前山、「巨大な溶岩ドームを見ながら外輪山を歩く」はこちらから
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