ちょうどミネヤナギが花盛りだった、あっちにもこっちにも咲いている。そしてコメバツガザクラ、残念ながら時季的にはちょっと遅かったようだ。登山道脇には一面に咲いていたが、群生しているところでは花も終わり気味。何とかまだ綺麗に咲いている花々を探しながら歩く。

「こっちのはどう？、、、これは？、、、」おばさんの指差す方を見ては花の状態を確かめる「う〜〜ん、イマイチだなぁ〜〜〜、、、おっ、これはいけるんじゃない」、立ち止まりながら何回もシャッターを押す！そんな繰り返しが続く山行となった。

ミネヤナギ

風不死岳登山口から少し戻り、９３２ｍ峰の東斜面をトラバースして稜線に出る。先を行くおばさんが立ち止まって待っていた。「どうする？　９３２ｍ峰に登る？」、目の前には大展望が広がっていた。「そうだねぇ、この天気だから登って行こうか？ひと登りだし時間的にも余裕があるしね」風も弱くそれほど暑くも無く、、、登るにつれて展望は更に広がって来る。

９３２ｍ峰の東斜面をトラバース

９３２ｍ峰に向かう

９時ちょうど、９３２ｍ峰に立った。眼下には濃いブルーの支笏湖、彼方にはまだ雪を抱いた羊蹄山と小さく尻別岳がくっきりと見えていた。「あっ、丹鳴岳も見えてるぞ、、、あそこに登ったんだよねぇ〜〜〜」
ザックを下ろしミネラル補給しながら展望を楽しむ。広がる樹海の彼方には白老３山やホロホロ山、そしてオロフレ山が聳える。