西山から広がる周辺の展望は素晴らしいの一言でした。それは支笏湖であり、それを囲む山々であり、風不死岳であり、溶岩ドームを含む樽前山火口周辺の地形であり・・・ そんな中で一段と落ち着き感じるのが風不死岳でした。それはちょうど支笏湖の手前にどっしりと豊かな緑を抱いて佇んでいて、その手前には火口原から続く切り立った932m峰があり、青空と湖を背景にした光景は静かな美しさを感じます。 |
風不死岳と支笏湖周辺の山々 |
溶岩ドーム火口原から続く932m峰、その奥に風不死岳 |
「あれが932m峰よね、私まだ登っていないの」そんなkasumさんの声に「じゃああれも登りましょう」あっさりとそう決めて一行は西山を下り始めました。932m峰は見るからに登る意欲をそそられる山でもあります。 「おぉ〜〜〜これは凄いよぅ〜〜〜スゴイ」相変わらずおっさんの雄たけびは続きました、(もちろん自分にだけ聞こえる声なのですが、、、)それは樽前山の火山活動を目のあたりにした叫びであり・・・火口原からニョッキと盛り上がった溶岩ドーム、そしてその付近に散乱する岩塊の数々、たなびく噴煙、それらはすさまじい噴火の模様を容易に想像できる光景でもあったのです。 そんな火口原に向って下りて行くのですから、おっさんが独りで?叫ぶのも無理はありません!!! |
前方に溶岩ドームと外輪山を見ながら西山を下りる |
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西山を下りてからは火口原の淵を、大小の岩塊や火山れきの間につけられた比較的ハッキリとした踏み跡を辿って進みます。でも視界の悪い時にはやはり怖いでしょうね。所々に溶岩ドームへと向う踏み跡が見うけられますがロープが張られて立入禁止となっています。 足元にはとにかく一面のシラタマノキ、これはもうスゴイですよ。絨毯のように敷き詰められています。ヤマハハコやイワギキョウ、ネジバナなども見ることが出来ました。 |
火口原 |
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イワギキョウ |
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