細い稜線を登り、楽古岳へ(1472.2m)

1317mの肩まで残り200mほど・・・しかしこの高度差が思いのほか辛い。変わらぬ急斜面に悲鳴をあげそうになりながら登って行った。「あっ、これ、、、とても綺麗〜〜〜」おばさんが叫んでいる。淡いブルーの花が目に飛びこんできた、確かにちょうど旬の輝きであろうか、エゾオヤマノリンドウだった。
急斜面の登りでカメラを取り出して息を止めてシャッターを押すのは結構シンドイ!!!あぁ〜〜〜辛い〜〜〜、「肩に出たら休もうか・・・」私は力なく言った。

まだまだ・・

リンドウ
エゾオヤマノリンドウ

やっと肩に飛び出しほっとして休む場所を探す、、、かん木が被った登山道に「もう少し先に行ってからにしよう」と先に進んで行く。やがて9合目の標識が現れた。「気をつけろ、、、足元が見えないから」かん木をかき分けながら細い稜線を慎重に進む。
「おっと〜〜〜」木の根に躓きそうになる。前方は少し見えてきたがガスに包まれていて確認出来ない。「くっそぅ〜〜〜これまでかぁ」そう思いながらおばさんの後に続いた。

肩からは木々をかきわけながら・・・
稜線はかん木をかき分けながら・・・

9合目
9合目(1350m)

笑うなぁ〜〜〜2番煎じ
あぁ〜〜〜ガスに包まれ〜〜〜

やがてハイマツをかきわけながら登って行く。天気が良ければ最高のロケーションの筈なのだが・・・ハイマツの向こうにあの尖った山頂が見えて来るはずなのだが・・・私はカメラを片手に登っていた、、、ふーーーっと浮かび上がって来るシルエットが目に入った。
「来たぞ、晴れるぞ!」一瞬そんな期待を抱きながらカメラのファインダーを覗く。まだうっすらとガスに包まれているものの山頂部の輪郭が徐々にハッキリとしてきた。

ハイマツをかきわけ〜
ハイマツをかきわけ・・・

山頂を目指す(出し惜しみだっ)
浮かび上がる山頂を目指して・・・

一気に登りつめた、10時50分楽古岳山頂に立った。登山口から3時間30分!6年ぶりの山頂標識は変わらぬ姿で私達を迎えてくれた。すぐに記念写真を一枚、おばさんはうれしそうに標識に寄りそう!

遂に〜〜〜
一気に山頂へ〜

派手な標識!

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