| 静かな山頂で昼食にしました。パンを頬張りながらテルモスからホットコーヒーを注ぎゴクリと飲み干す、体中に染み入るように落ちて行く心地よい感触がたまらない。「青空があればねぇ〜〜〜きっとこの付近も輝いているんだろうけど・・・」おっさんはそう言いながら上空を見上げていました。 「ちょっと辛かったね、ずっとラッセルだったから・・・」「でも軽い雪だったから助かったわ」「そうだね、、、さあこれからはその軽い雪を蹴散らして、、、うっひっひっひ」おっさんはうれしそうに微笑んでいたのです。 １２時４０分、下山開始です。なだらかな斜面を軽快に下ります、白樺林もトレースを辿ってスンナリと抜け、一気にあの白い大スロープの上に出ました。おっさんは飛び込むように滑りだしました、新雪が顔まで吹き上がってきます。「はいよーーーっ」おっさんは下から合図しました。おばさんも久々に新雪の感触を得ながら滑り出しました。慎重に確実に！！！ |
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| 大原女まで滑り降りてふと振り向くと、山頂方面が見えていました。「あぁ〜〜〜こんなイメージだったんだ、でも見えていれば山頂までは遠くに感じていたかもしれないね」、天気が良ければこの付近からはもっと周囲の山々が見えるのでしょう！でも今回それはおあずけ、その代わりに素晴らしい粉雪と深いラッセルをプレゼント？してくれた自然に感謝しながら、下山を続けました。 |
 大原女より山頂（左）を望む |
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| 大きなクリスマスツリー？を見ながら滑り降りて、樹林帯へ！やがて急な尾根の下りとなりました。木々の間を縫うようにつけられたトレースを追いつつも、軽い新雪の中に突っ込みます。思っていたよりもスンナリと楽しく林間を滑り降りて行きました。 |
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| 林道へ出てホッとひと息、ここまで山頂から２５分！やはり下りは早いですね。林道は少し登り返しの部分もありますが、シールはつけずにそのままゴールへ。１３時２５分、無事駐車地点に戻りました。 標高差約４６０ｍ、距離約３．５ｋｍ（片道）ですから、深いラッセルが無ければもう少し時間を縮めることが出来そうですね。 |
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駐車地点 09：25 尾根取り付き 09：55 大原女 10：40 山頂 12：10-12：40 大原女 12：55 林道 13：05 駐車地点 13：25 【登り ２時間４５分 下り ４５分】 |
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２００２年１月の快晴の小喜茂別岳はこちら