ゼイゼイ、、、俯きながら進んで行きました。「ん??」おっさんは目をこすりました、前方が霞んで見えるのです。それはおっさんの目のせい(老眼〜〜〜なんだよっ!!!)ではなく、いつしか周囲にたち込める霧だったわけであり、「霧だねぇ〜〜〜そう言えば中山峠から見た時も山頂付近には霧がかかってたよ、もうすぐだよ山頂は」 |
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やがてうっすらと煙る前方に、大きな木々が出迎えるかのように立ち並び、それはまるで山頂へと続くプロムナード、、、無風の静寂の中に、二人の雪を刻む音と息遣いが聞こえるだけの幻想的な光景となって、まるで導かれるがごとく真っ直ぐに進んで行くと、霧氷を抱いた大きな木々が歓迎の舞いを見せてくれるわけでありぃ・・・「綺麗だねぇ〜〜〜」 |
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見覚えのある山頂に辿りつき、早速付近で記念写真!12時10分。2時間45分のラッセルに絶えてついに山頂に立った二人は、あまりの静けさに驚きながらも「やったぁ〜〜〜」と叫んでいたのでした。 |
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