title

「やっと山登りの雰囲気だな」そう感じながら登り始めた。しかしまあ何といきなりの急登である「何もそこまでしなくても・・・」長い林道歩きを終えてほっとした私は思わずそう愚痴りたくなった。小さくジグを切りながら登って行く。「1合目〜〜〜」おばさんが叫ぶ、、、

そして急登は続き「これぞ間違い無く尾根だっ」と言わんばかりの細い尾根となり、ちょっとお疲れモードの私は結構ストレスを感じるわけで・・・「約束が違うじゃないか〜〜あまりにもいきなり過ぎるじゃないかぁ〜〜〜」とまた愚痴る、もちろん声には出さないが・・・

急だぜい

細い尾根だぜい
細い尾根を登って行く

2合目でやっと落ち着く、「展望台」の標識があった。「何処が見えるんだい?」いや、どうもそれほど宜しくないようで・・・すぐに出発した。4合目まではちょっと落ち着いて、、、しかしそれを過ぎるとまた延々と急な登りが続く。時々木々の間から山頂方向が見えるものの、それ以外はただ黙々と足元に注意しながら登ることになる。

5合目でちょっとひと息!「もう少しで864m地点に出ると思うんだけど・・・まあ休憩しようか」。ここで休憩して大正解であった、ここから6合目まで、つまり864m地点まではまだ15分弱の登りが続いたのだから・・・

急な尾根を登りきると6合目、864m地点である。三石町と静内町(現、新ひだか町)の境界との標識があった。登山口から50分ほどが経過していた。「さあ、ここまで来ればあとは稜線歩きだから・・・」ちょっと気持ちも楽になった。

ここからがまた・・・
4合目からはまた急な登りとなる

登りなのだ

6合目
6合目

6合目から山頂までは多少のアップダウンはあるものの、快適な稜線歩きだ。「どうなんだろうね、、、この天気は・・・」上空は青空だった。しかし雲も少し漂っていたし、、、どうも遠望は霞んだ印象である。「ダメかもねぇ〜」おばさんもちょっと気落ちした声で呟く。

稜線歩き
快適な稜線歩き

小さなアップダウン
小さなアップダウンを繰り返す

ダケカンバが笹の緑に映えて美しい。とにかくひたすら山頂を目指して進んで行く、結果はその後だ、いやがうえにもそれは山頂に立った時、はっきりとした結論を下すのだ!「見えたぁ〜〜〜」なのか、、、「ダメだぁ〜〜〜」なのか、、、でもまあここまで長い林道を歩いて登って来たんだ、結果は山頂に立てただけで良いではないか!そう自分に言い聞かせたりもする。

9合目を過ぎると、遂に山頂へと続く刈分け道が目に飛び込んで来た。ここは山行報告でのひとつのポイントとなる地点だ。カメラを取り出しおばさんの後を追った。

8合目
8合目付近

そして山頂が
9合目を過ぎると山頂が迫る

登山ものがたりへ
次のページ
HOME