急斜面を登り切って肩に立ち、「山頂まであと500m」の看板を見て、、、おっさんはワナワナと震えながら自分の予測の甘さに気がついたのでした。「まだ、、、、500mもあるのかい?そうだったっけ・・・」、、、 |
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山頂はハイマツに囲まれてはいるものの、少し南へ行くと日勝峠周辺の山々が望まれるわけであり、それは今年3月〜4月にかけて山スキーで歩いた日勝ピークであり、沙流岳であり、双珠別岳であり・・・強風、吹雪き、寒さ、視界不良等などあんなに厳しかった山々は、今おだやかな広がりと優しい山容で佇んでいたのでした。「あそこを歩いたんだねぇ〜〜〜来年はあっちまで・・・」 |
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そして視線を南へと移して行くと、ペンケヌーシ岳へと続く山並みが広がっているわけでありぃ〜〜〜「おやっ?あのピョコンと二つ飛び出したピークは???」おっさんはその特異な形を指差しました。「チロロ岳じゃない、方向から言って」「そっかぁ〜〜〜本峰と西峰かぁ〜〜〜こんな風に見えるんだ、、、そう言えば3月に沙流岳に登った時にも途中からちらっと見えていたよね」 |
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