高度が上がるにつれて水量も減り、周囲の緑がまぶしくなって来た。そっと高度計を見る、ブヨ沼まで高度差100mを切っていた。なだらかな登りが続いていた、、、そしていつしか沢音が聞こえなくなり沢の源頭部に立っていることを知るのだ。「綺麗だねぇ〜〜〜」、「早い時季には雪渓が残っていてとても綺麗なんですよ」akamさんがうれしそうに教えてくれる。 |
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7時15分、ブヨ沼キャンプ指定地に着いた。ホッとしてザックを下ろす。地図を見ながらこれからの行程を確認していると・・・「ブ〜〜〜ン・・・」名前の通りブヨが大挙して押し寄せて?来た。慌てて虫よけスプレーをかけるが〜〜〜彼らだって死活問題なのだ、久々の獲物?に懸命に襲いかかる。 |
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最初のコブを登りきると雲に見え隠れしながらも音更山の大きな山容が迫るのだ。「おぅ〜〜〜」と叫びながら視線を移すとニペソツ山が・・・「晴れるのかもしれないね!」そんな言葉も出るのだが! |
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コルへと延々と下る。「何故にこんなに下るのか」と文句のひとつも言いたい気分である。おまけに木々の葉からまるでシャワーを浴びせるかのように水滴が落ちる。ほとんど無言・・・黙々と下る。 |
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