そして一夜明け、二人は再び西昆布岳のスタート地点に立ったわけであり、しかし天気予報に反して上空は曇り空、「いやいや、これからじゃないの、これから晴れるんだよ、きっと・・・」そんな微かな希望を胸に9時5分、西昆布岳に向かって出発したのでした。 |
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前日のトレースはほとんど消えていました。しかし登るポイントもある程度つかんでいましたし、変わらぬ軽いラッセルでしたから、おばさんは先頭でどんどんと進みます。大きな雪庇の上に登って、ふと周囲を見まわすとなにやらどんよりとした雰囲気、「ん???曇り空かな??」ちょっと不安になりながら・・・ |
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疎林の尾根を進むにつれて上空は開けて来るのですが、、、どんよりとしたムードは変わらず「でも昆布岳は見えてるかもしれないし・・・青空でなくたって見えてれば良いしぃ〜〜〜」と力無く呟くこととなり・・・ |
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