ニトヌプリのコルへ

さて紅葉と沼をすっかり楽しんだ二人は、足早に大沼を後にしました。鉱山跡の輝きに再び包まれ、ちょっとキツイ尾根を登り切り、小イワオヌプリのコルで小休止。「行くよねニトヌプリ、やっぱりひとつくらいピークに立たないと」「そうね、行きましょう」、、、

分岐が近づくにつれてニトヌプリの斜面に電光に切られた登山道が目に入るわけでありぃ、「あれってキツイかもね」「う〜〜ん、やっぱしキツイだろうねぇ〜〜〜まあ我慢の登りなんじゃないの?」

ニトヌプリ
電光を切って登るニトヌプリの登山道(右側が山頂)

そんな二人の不安をよそに、ニトヌプリへの分岐を過ぎて、尾根地形を下って行くと火山灰の急な斜面となり、滑る滑る、、、ザレザレっと言った感じで、思わず横のロープに手が行ってしまうのでした。

下りたってホッとしながら周囲を見まわした二人の目には・・・あぁ〜〜〜小イワオヌプリの斜面が見事に輝いているわけでありぃ〜〜〜いつしかその裾の紅葉に包まれて歩いているわけでぇ・・・「お、お、おぅ〜〜〜おみごとぅ〜〜〜これはもう、おみごとぅ〜〜〜」おっさんは叫びながらおばさんの後に続くわけであっりぃ〜〜〜っ!!!

下る
滑る急斜面を下る

小イワオ
小イワオヌプリを彩る紅葉

コル付近の紅葉

小イワオヌプリの斜面からニトヌプリのコルへと続く紅葉、おっさんはまだひとつの光景に期待をしていました。「どんな風に見えるんだろう、、、輝いててくれるかなぁ」・・・

そしてついにその瞬間が訪れ、それは大小の岩塔が立ち並ぶ場面であり、、、それは秋の彩りに包まれながらどっしりと構えるわけでぇ〜〜〜「やったぁ〜〜〜ほらどうだい、凄いだろう、綺麗だろう」おっさんはまるで自分の手柄のように叫ぶわけでありぃ・・・おばさんも思わず息をのみ佇むわけでぇ〜〜〜

岩塔群
岩塔を包みこむ紅葉

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