大沼へ

沢へ下り立ち硫黄川を飛び石伝いに渡ります。小さな浅い川ですから問題はありません。渡りきってちょっと立ち止まり下流へと目をやると、、、小さく蛇行しながら流れる川、火山灰の白、ハイマツの緑、紅葉黄葉、青空等々全ての要素が整った光景が展開しているわけでぇ〜〜〜

硫黄川
硫黄川を渡る

沢の紅葉
沢を彩る紅葉

沢を渡ると再び火山灰の裸地となりました、この付近もガスられると怖いですね。見通しが効いている時には問題無いでしょうが、踏み跡はもちろんですがコースもちょっと不鮮明ですから要注意です。

次に小さな湿地帯を横切り、ちょっとぬかるんだ登山道を登って行きました。「まだかしらねぇ」「うん、もう少し先だと思うよ」そんなおっさんの言葉が終わらぬうちに大沼が見えて来るわけであり・・・「着いたじゃない」「あっ、いやっ、、、そのぅ〜〜〜そんなに早く、、、」おっさんはあわてて地図を取り出し確認するわけで・・・ちょっとほっとしながら「沼の周りを歩くから、まだ600mくらいはあるよっ」と答えたのでした。そうなんです、沼が見えたからとホッとしてはいけません。

コース不鮮明
ちょっとルートが不鮮明な火山灰に覆われた地点(帰路撮影)

湿地
小さな湿地帯を横切る

見えたっ

沼が見えてから10分程度歩いたでしょうか、やっと沼へ下り立ちました10時50分。五色温泉をスタートしてから1時間45分、ゆっくり紅葉を楽しむとすれば、2時間くらい見ておいた方が良いかもしれませんね。

大沼は彼方にイワオヌプリを抱きながらひっそりと佇んでいました。おっさんは今から40年も前の昔日の思い出を確かめるかのように水辺を眺めていました。そんな若き時代があったのですねぇ〜〜〜ってアタリマエ!!
紅葉にはまだちょっと早かったのかもしれません、輝きがイマイチでしたね。それよりも沼の水面にさざなみがたっていて・・・残念でした。

大沼
大沼 (奥にイワオヌプリ)

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