小イワオヌプリのコルから鉱山跡へ

コルからは火山灰地を下って行きました。この付近はガスられると嫌なところですね。前方に見える尾根の斜面を横切るように登山道が伸びているのが確認できます。「お〜〜〜っ、きれいだぁ〜〜〜」おっさんは斜面を彩る紅葉に目を奪われながら叫んでいました。

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なだれ斜面
斜面を彩る紅葉、左後方はイワオヌプリ(帰路撮影)

赤茶けた火山灰地の斜面を横切り尾根上に出ると、あぁ〜〜〜そこには見事な光景が広がっていたわけでありぃ〜〜〜「見て見て、、、すごい綺麗よぅ・・・」 おばさんが見つめる先にはワイスホルンからなだらかに連なる山並みと広く伸びる山裾が広がり、、、そしてそれは点々と紅と黄で埋め尽くされていてぇ〜〜〜

「あの辺が鉱山跡だろうね、近くに行ったら凄いよきっと、、、」そんなおっさんの言葉におばさんは頷きながら笹に囲まれながら急な尾根を下って行きました。「こんなに下るの?ほとんどなだらかだって言ってたじゃない」「いやぁ〜〜〜このくらいのアップダウンはあるさぁ〜〜〜で、で、でもここは帰りにはちょっとシンドイかもね」おっさんはちょっと小声になって呟いていたのです。

鉱山跡
鉱山跡周辺を見下ろす  右がワイスホルン

尾根を下りて鉱山跡付近に来ると一気に紅葉模様に包みこまれ、二人はまるで別世界に入りこんだかのような感覚に陥りそうになるのでした。そしてそのまま沢へと下りて行ったのです、、、

「おぅ〜〜〜こんな、こんな光景は〜〜〜美し過ぎるぅ・・・・・」おっさんはその色合いに圧倒されながらシャッターを押し、おばさんはうれしくてたまらない仕草で進むわけでぇ〜〜〜

紅葉

沢へ
紅葉の沢へ下りる

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