広いなだらかな尾根、もちろん赤布などの目印は何もありません。とにかくコンパスを切ってひたすら高いところを目指して進む、ポコをひとつ越えて小さな沢を巻き、、、尾根に乗る、、、 「うん、その方向だね、、、そうだあのモンスターを目指して進むと良いよ」、おばさんは目標に向かってまっすぐにラッセルして行きます。少ししまった雪の上に10センチほどの粉雪が積った状況でしたので、ラッセルもそれほど辛くはありません。 |
![]() 境岳のピークは目前 |
「この辺がピークかなぁ」なだらかな境岳は見た目でそのピークを確認するのは難しく、おっさんはGPSを取り出して「もう少し右へ50mくらい・・・おっとこの辺だね」9時50分、境岳に到着です。 「おぅ〜〜〜漁岳だよ、、、小漁岳との間に恵庭岳が顔を出してるよ」「ほんとだっ、あっ雲がかかってきてる、早く写さないと」おっさんはあわててシャッターを押していたのでした。 |
![]() 漁岳と小漁岳の間に小さく恵庭岳が顔を出す |
境岳からなだらかな斜面を少し下って行きます。前方には目指す979mピークが見えてきました。 このルートは広いなだらかな尾根が続きますから、天気が良い時には楽しく歩けますが、吹雪き等の視界不良時にはとても怖いでしょうね。ただ東側には国道、西側には林道が走っていますから、最悪の時にはどちらかへ逃げる手はありそうです。 |
![]() 右前方に目指す979mピークが見えて来る |
979mピークへのコルへ降り立つと、一面真っ白な雪面が大きくうねりながらピークへと向かっていました。地図を見るとここは送電線が走っていた跡になるようです。木々は伐採されたのか、それ故に強風が吹き荒れ大きなうねりのあるなだらかな雪面となったのか・・・・そんな凹凸を楽しむかのように少し積った雪に隠れてスノーモビルの跡が縦横無尽に刻まれていました。 振り帰るとちょうど中央に尻別岳がドーンと聳えていました。そして小喜茂別岳の彼方には雲を巻く羊蹄山、こんな光景を見ながら歩くのですからもうたまりません。「ちょっと待って、先に行くから」おっさんはそう行ってラッセル開始です。モビルの跡を避けて真っ白な雪面を歩き始めました、、、「あっ、あまり右に寄らないで、そこは帰りに滑りたいんだから・・・」おばさんの声におっさんはちょっと後ずさりして、、、 |
![]() 979mピークへと続く白い尾根 |
![]() 尻別岳を背に登る |
![]() 雲を巻く羊蹄山と手前に小喜茂別岳 |
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