私はあちこちと写真を撮りながらすっかり遅れていた。もうおばさんは遥か彼方を歩いている。しかしこれは私の想定内?であった、この写真を撮りたかったからである。
広い平坦な稜線の彼方に小さくポツンと在る人影、それはある種の私のあこがれ?であり、遠大な山をテーマとした写真のイメージとしては私の大好きなシーンでありぃ〜〜〜
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小泉岳分岐まで来ると、今まで見えなかったお鉢平をめぐる山々が見えてきた。「やっぱ雪が多いなぁ」山肌を埋める白い雪渓模様に思わず叫んでしまった。
間宮岳、北海岳と続く稜線には小さく人の姿が確認できた、北鎮岳には雲が押し寄せてきている。「ってことは天気が良いのはこっちだけなの?」私達はほっとしながら視線を白雲岳に写していた。
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左に旭岳、間宮岳〜北海岳へと続く稜線、右に北鎮岳
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目の前には一段と大きな白雲岳
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目の前には白雲岳がその黒っぽい山容を際立たせるかのように、裾に雪渓を抱いて佇んでいる。私はそんな広大な光景を目にしながらカメラを構えていた。おばさんはどんどんと先に進んで行く。
「あの〜〜〜HPを作られている・・・」前から来た男性に声をかけられた。突然の出来事に思わずうろたえ、「そ、そ、そうですがぁ・・・」、失礼の無いようにお名前をお聞きした。taguさんと言う男性はどうやらチングルマとチョウノスケソウをしっかりと確認したいらしい。「あっそれなら葉に特徴があるんですよ、、、え〜〜〜っと何と言ったら・・・いやとにかくあっちには沢山咲いていますから」、、、「そうですか、時間がまだありますので、そっちへ行ってみます、ありがとうございました」
その男性と別れて私はおばさんを追った。「今ねそこでチョウノスケソウの葉について・・・」「小判のような葉でしょう」あぁ〜〜〜そうだった、あの小判形の葉だぁ!
白雲岳分岐から白雲岳避難小屋へと向かった。ミネズオウやエノノツガザクラ、ミナヤナギを見ながら沢地形を下りて行き雪渓を横切る。
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ミネズオウbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb
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bbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbエゾノツガザクラ
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ミネヤナギbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb
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