2005年7月9日、今年の大雪山系の花歩きは高原温泉からのスタートとなった。午前5時50分、温泉の噴煙を横目に登山道へと進んだ。今年は雪が多かったせいでまだかなりの残雪を抱いているらしい。しかし稜線上の花々はもう咲き始めているようでもあり、期待と不安の入り混じった状況であった。 |
|
緑岳登山口の標識を過ぎると、いきなりの急登が始まる。登り始めて間もなく早くも残雪を踏みしめることになった。「こりゃあまだかなり雪があるかも・・・」私はそう感じながら「足元に注意だよ」と叫んでいた。 |
|
しっかりと汗ばみながら約30分で見晴台に着いた、眼下には高原温泉〜高原沼が広がっている。「うん、やはりまだ結構雪が残っているね」そう言いながらミネラル飲料を飲み干した。 |
|
途中で休んでいるグループとすれ違った。「もうすぐお花畑なのに、、、そこで休めば良いのにね」私達はそう言いながら通過したのだが・・・視界が開けて緑岳が見えて来ると大きな雪渓となり、そしてお花畑は完全にその下に埋もれていたわけで〜〜〜「そっかぁ・・・これじゃ休む場所も無いよね」 |
|
薄い日差しの感じる高曇りの空は、かえって遠景の山々のシルエットを際立たせるわけであり、それは背景に石狩連峰を抱きながら残雪を踏みしめて進むことになるわけでぇ・・・私はニペソツ山をズームしながらファインダーを覗き、おばさんはちょっと俯き加減に残雪の踏み跡を追うわけであり〜〜〜北大雪の山々もシルエットとなって輝いていてぇ〜〜〜 |
|
|
|
|
|
|