振り返ると山頂部は青空に包まれ・・・そしてまた登る???ええっ??

「こんにちは〜」登ってきた単独の男性とすれ違い、下りるにつれて何となく後ろ髪をひかれるような・・・でももう現実として8合目を過ぎて細い尾根を下り始めているわけであり〜〜〜ふと、振り返ると山頂方面はクッキリとした青空に包まれていてぇ〜〜〜「なんだよぅ・・・晴れてるじゃないか」「あぁ〜〜〜ほんと、さっき登って行った人はきっと青空の下の山頂よっ」おばさんは見上げながらうらめしそうに言いました。

「う〜〜〜ん、もう一度登るかっ?」
おっさんは冗談のつもりで呟いたのですが、「うん、行こう」おばさんの目はうれしそうにキラリと輝いたわけであり、、、『げっ、ウソだろう・・・』おっさんは自分の目と耳を疑いながらうろたえていたのですが、、、あぁ〜〜〜おばさんはもう山頂に向かってまた登りだしているわけでありぃ〜〜〜7合目の直前、標高600m地点での出来事でした。

再度の登りが始まって間もなく、単独の男性が下りてきました。「あっ、いやっ、、、あまりにも天気が良くなったんで、もう一度登ろうと思って」おっさんは懸命に説明するわけであり、、、「あっ、そう・・・ですか・・・」男性は無表情のまま下りて行きました。

げっ、青空・・・
山頂方面は青空だっ!

またのぼるぅ〜〜〜
また、、、登る、、、

さあ、今度こそ青空です、青空の下に山頂標識が見えています。あぁ、何と言うことでしょうか、おっさんとおばさんは再びカムイヌプリ山頂に立ったのでしたぁ〜〜〜10時17分。

思えば以前、無意根山にも2日連続で登ったことがありました、しかも同じコースをです。一日目で展望を確認出来なかった二人は翌日もまた・・・(2003年11月1日の無意根山はこちら)、おっさんはその時の事を思い出しながら苦笑いしていたのです。

今度こそ
今度こそ・・・

やったぁ〜〜〜

室蘭岳は青空の下で明るく輝いていました。山頂部へと続く縦走路には雪が積っているのでしょうか、ひと筋のトレースが見えていたのです。「もう一度登って良かったね」おばさんの声に頷きながらおっさんはファインダーを覗いていたのでした。
10時25分、登って来た男女4名の方々と入れ替わるように下山を開始しました、眼下に広がるブルーの噴火湾を見つめながら・・・

室蘭岳
室蘭岳

おりませう〜

    
コースタイム(含休憩時間)
登山口 08:00  5合目(水場) 08:25  ヒュッテ 08:40-08:50  7合目 09:00  
山頂 09:25-09:40  標高600m 09:55  山頂 10:17-10:25  7合目 10:43  ヒュッテ 10:50-11:00  5合目 11:10  登山口 11:30  【登り 1時間25分  下り 1時間5分】

今回はGPSトラックを掲載しました。地図に記載された登山道とは違っていますので、参考までに!

gps
GPSトラック


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