蓬莱山〜中山(なだらかな広い稜線を歩く)

いよいよ中山に向けて進みます。地図を広げてコンパスをあてて、「この方向だね!」おばさんはおっさんの指差す方向に向かってまずは下り始めました。中山までは広いなだらかな稜線を小さなアップダウンを繰り返しながら進んで行きます。心配していた笹も雪で覆われている部分が多く、苦になるほどではありませんでした。

稜線1

木々や笹を交わしながら、進むべき方向を見極め、広い稜線を進みます。ただそのなだらかな広さが方向を見失う危険もはらんでいるわけで、特に視界不良時には怖いでしょうね。途中924m地点でGPSを取り出し現在地を確認、ホッとしながらコンパスを切りなおしてまた進む・・・

「あぁ〜〜〜それにしても青空が欲しいぃ〜〜〜」おっさんは俯きながらブツブツと呟いていたのでした。

稜線2

稜線3

青空の下では無いものの、稜線歩きの静けさはたまりません。二人の雪面を刻む音を除けば、時々聞こえる小鳥のさえずりが唯一生き物の存在を知らせてくれる音であり、、、大きな針葉樹がまるでクリスマスツリーのように佇み、優しく囁きかける響きが伝わって来るかのようでありぃ〜〜〜「良いねぇ〜〜帰りにこの付近でコーヒーを飲もうか・・・」と贅沢な提案ももちろんすぐに承認されるわけでぇ!

「そろそろかしら、、、まだ反射板が見えないけど」「いやもうすぐだと思うよ、結構近くまで行かないと見えないはずだから・・・」そんなやりとりをしていると、間もなく前方に反射板が見えてきて、中山山頂へ立つことになるのでした、11時00分。

ツリー

中山の反射板が見える
反射板が見えると中山山頂だ

   蓬莱山〜中山のGPSトラック


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