10時40分、ついに私達はチトカニウシ山山頂に立った。そして知ることになる、周囲に流れていたガスは消え去ったのではなくて、、、私達は雲上に出たことを!そう私達は「雲上の人」となったのだ。 漂う雲海〜〜〜ちょうど私達の立っているレベルの少し下だろうか、、、私達がもう少し上まで上がることができるのなら眼下に広がる雲海と言うことになるのだろう。 「あっ、あの白い塊は、、、雲じゃないよね〜〜〜、いや雲かなぁ」そんな塊が少しだけその輪郭を見せて来る。「きっと天塩だよっ、あっほらこっちの、、、ほらあれは表大雪じゃない」そんな声に目を凝らしてみる。小さな白い塊が雲海の上に漂うかのように見え隠れしていた。カメラを向けるがとても撮れるような光景では無い。しかしそれでも私達は満足だった。「登り始めの時のことを考えると、、、まさかこんなにねぇ」「しかも風が全く無いし〜雪質にも恵まれて」交わす言葉は弾んでいた。 |
雲上の人となった〜〜〜 |
登って来た尾根を見下ろす |
山頂から北東へ延びる尾根 |
山頂で記念写真を撮る、もちろんピースサインだ。「ここでお昼にしようか〜」、少し下ってからとも考えていたのだが、あまりの好天に座りこむ。誰も登って来ないしとばかりにコッヘルを囲むのだ、、、何とあのホロホロ山行でも食べたシャブシャブ餅入りお汁粉だ。こんな素晴らしいロケーションに似つかわしく無いのだが、、、腹が減っては・・・とばかりに〜〜〜食べる、食べる!!! |
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そんな昼食を食べ終わるのを待っていたかのように、ガスが立ちこめてきた。「まるで測ったようねぇ」苦笑しながら下山を開始する11時25分。山頂直下だけはシールをつけたままで慎重に下り、雪質が良くなった地点でシールを外す。「さぁ、行きますよ」と私が先頭で滑り降りて行く。ちょっと引っかかり気味なところはあるものの、まずまずこなせる〜〜〜1258m地点で登って来る二人組みの方に出会った。軽くあいさつを交わして疎林帯の急斜面を右へ左へと軽快に?降りて行く。 林道へ出て振り返る、、、変わらぬ光景にホッとしながら?林道を進む〜〜〜さほどの登り返しは無い。12時40分北見峠へ降り立った。山頂方向の山肌は相変わらずガスに包まれていた・・・ |
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コースタイム(含休憩時間) 北見峠 07:20 980m地点 08:35 1258m 09:45 山頂 10:40-11:25 北見峠 12:40 【登り:3時間20分 下り:1時間15分】 |
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