１１時１０分、坊主山の山頂に立った。３度目にしてやっと見ることが出来た夕張岳が一際美しい。遠く十勝連峰もシルエットを見せていたが、その頂きは雲で遮られていた。ハッタオマナイ岳の彼方の日高の山々は今日も雲に包まれその姿を見せなかった。一通り展望を確認してからすぐに視線は足元に移った。

山頂にも沢山の花々が咲いていた。ちょうど旬かなと思える輝きを感じつつ、冷たいドリンクを飲み干す。無風の山頂では虫が飛び交っていた、ちょっとザックを開いていると中に入りこんで来るほど！一休みして、とりあえず小屋まで戻ることにした。

坊主小屋の前で昼食にした。静かである、、、コーヒーがおいしい〜〜〜「貸し切りねぇ〜何かもったいないくらい・・・」、、、「来年もまた来たいねぇ〜」私はそう言いながらザックを背負った。

カラマツ林が近づくと登山口が近い、、、セミの大合唱が始まった・・・「うるさいよぅ〜〜〜」おばさんが叫ぶ、、、「うるさいどおぉ〜〜〜」私もそう言いながら後に続いた。