グイグイと登って行くおばさんとあのQさん、遠くからカメラで追う私〜〜〜ズームでとらえる・・・そして広い斜面に立つ二人の影を広角側でとらえる。私のお気に入りの構図だ。「やっと山頂に立ったのかな」そう思いながら私も登って行った。「もう少しだっ、、、ん???」二人の姿が視界から消えた・・・ |
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息をきらせて急斜面を登り切った時、前方に広がった光景に思わず「あっ、、、」と叫んだ。何と山頂はまだまだ先、「ここじゃ無いよね、山頂はあっちだよね」あのQさんもちょっと力無く呟く。おばさんは観念したようにもう歩き始めていた。山頂はとても遠くに見えていた。 あのQさんが力強くグイグイと進みだした。もう止められないと言った印象である、おばさんが後に続く。 |
左前方が別狩岳山頂 |
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「今度こそ最後の登りの筈だ」私はそう感じていたし、あのQさんだってきっとそんな思いなのだろう、振り向きもせずに登って行く。おばさんとの距離が段々と開いて行く。でもおばさんも決して追いつこうとはしない、自分のペースをしっかりと守って淡々と進むのだ。 あのQさんが手を振っていた、どうやら山頂に着いたようである。そして少し遅れておばさんが山頂に近づく、、、私は振り返って広がる光景を確認していた、、、やっとつかむ事が出来そうだった、、、山頂から広がる大展望が、、、「でも今とりあえず写しておこう」雲の流れがちょっと微妙だった、シャッターを押した。 |
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11時30分、ついに別狩岳の山頂に立った。スタートしてから3時間35分、途中25分ほど迷走があったことを差し引くと〜〜〜まぁ、そんなことはどうでも良い。ザックをおろして目を凝らす、次々と飛びこんで来る展望に歓声があがった。 |
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