西側に広がる山々、高さこそそれほどでも無いが、幌内山から円錐峰方面へと続く尾根筋の険しさが際立って見えていた。そして奥には日本海が・・・「いやぁ〜〜〜まるで日高の山並みだね」あのQさんが言う。私はホットコーヒーを飲み干しながら頷く、なかなか迫力のある光景である。振り返ると樺戸の山々も霞みながら、、、神居尻山、隈根尻山、、、「あっ、雲に隠れているのはピンネシリかしら」おばさんが叫ぶ。 |
幌内山(右)から円錐峰方面へと連なる山々 |
北西に延びる尾根と、奥には日本海か・・・(左には幌内山) |
中央に神居尻山(その左奥にピンネシリが雲に包まれ)、右は隈根尻山 |
そしてついに雲が流れ去り、増毛の山々が大きな広がりで私達の視界に飛びこんで来たわけでありぃ〜〜〜「やったぁ〜〜〜ついにやったぞぅ」私達は小躍りして叫んでいた。今シーズンはずっと山頂からの展望に見離されていた。しかし今日は・・・幌天狗から群別岳〜尾白利加岳、さらには暑寒別岳と南暑寒岳までがしっかりと特定出来るほどの展望だった。 「凄いねぇ〜〜〜こりゃ凄いよ・・・」私は叫びながらシャッターを押し続ける。「黄金山は何処?見えないのかしら?」そんなおばさんの声に目を凝らす。黄金山は増毛山地の広がりの中に同化するかのように、手前に小さく見えていた。 |
増毛山地(幌天狗〜群別岳〜尾白利加岳〜暑寒別岳〜南暑寒岳)、左奥には浜益岳が見えている |
群別岳〜尾白利加岳〜暑寒別岳をズームで |
黄金山をズーム(奥に浜益御殿〜浜益岳、さらに幌天狗) |
12時、昼を知らせるサイレンが聞こえてきた。それを合図にするかのように下山を開始した。素晴らしい大スロープが待っていた、雪質は上々である。広い斜面を存分に〜思いっきり大きくターンしながら滑り降りる。「最高だぁ〜〜〜」、、、途中で単独の男性が登って来る「こんにちは・・・・・・・」と叫びながらすれ違う。 川岸に降りたつと3名の男女がくつろいでいた。これから登ると言う、軽く挨拶をして林道へと向かった。「ここで間違ったんだね」迷走した2箇所をしっかりと確認して〜〜〜13時40分国道に出た。路肩には私達の車が埋まった跡の他にもう一つ・・・埋まった跡が〜〜〜要注意である。 |
|
コースタイム(含休憩時間) 国道 07:55 途中約25分迷走〜 尾根取付き 09:40 山頂 11:30-12:00 国道 13:40 |
|
|