永山岳(2046m)

標高1709m地点を過ぎるころからは、急な登りも一段落してハイマツに囲まれたなだらかな登山道を進んで行きます。上空には勢い良く雲が流れ、時折明るい日差しが照りつけると一気に視界が広がり、広大な光景に目を凝らすのですが、またすぐに暗くなってきて、濃いガスに包まれてしまうのでした。

日差しがぁ〜

そんな繰り返しが多くなるにつれて、、、「こりゃあ、ひょっとしてkoyaさんの予想通りに晴れるのかもしれない」などと虚しい憶測が?頭をもたげるのですが、、、そんな希望的憶測など吹き消すかのように次から次へと流れる雲に覆われてしまうのです。

雲の切れ間から一瞬見える山肌を埋める紅葉、「おおおっ!!!」と叫ぶ余裕も無いままにシャッターを押すのでした。


ガスに包まれて

紅葉1

足元を埋め尽くす紅い絨毯が突然光り輝き、前方には大きな斜面が忽然と現れ「ほらぁ〜〜〜見えてきたぞぅ」おっさんは最後尾を歩きながら大声をあげ、koyaさんもカメラを構えてシャッターチャンスをうかがい、、、そんな二人にはお構いなしにおばさんと、あのQさんは淡々と永山岳に向っているわけでありぃ・・・

紅葉だぁ

おおっ!!
一瞬視界が広がり

永山岳山頂への急斜面を登るころには、再び濃いガスに包まれてきて、俯き加減に登って行く一行だったのです。

10時20分、永山岳山頂に立ちました、もちろん何も見えません。山頂のベンチにどっかと腰を下ろしたkoyaさんは、もう天気のことは口にしませんでしたぁ〜〜〜写真を見てもなにやら元気の無いご一行さまですね。


ゼイゼイッ

だめだっ・・・
何にも見えない永山岳山頂にて

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