滝ノ上分岐から永山岳までは標高差約700mの登りとなります。今までの沢沿いの道はほとんどなだらかでしたから、これからはしっかりと帳尻を合わせるかのように登りが続くのです。笹やダケカンバ、ウラジロナナカマド等に囲まれた登山道脇には段々と紅葉が見られるようになり、「おぅ〜〜〜きれいだぁ〜〜」と叫びながら登って行ったのでした。 |
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しかし紅葉の美しさばかりに気をとられていると、スッテンコロリンと言う事になりかねません。大小の岩と滑り易い泥道が続くのですから、とにかく慎重に進みましょう。 高度が上がるにつれて、眼下に広がる秋の彩りとともに沼ノ平方面も見えて来るのですが、、、やはり流れる雲に暗く霞んでいるわけでぇ〜〜〜「どうもスッキリしませんねぇ、紅葉のコントラストも弱いようでぇ、まだ早かったのかなぁ」等と言いながら登って行くのです。「もう少し登ればスカッと雲の上に出るんじゃないかと思うんだけど・・・」koyaさんのそんな言葉に「そう?じゃあシッカリとその結果については書かせてもらうから・・・」おっさんは上機嫌で?そう返答していたのでした。 標高1600mを過ぎたころからハイマツ帯となりました。 |
滑る登山道 |
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この付近からの紅葉は見事でした、今まさに真っ盛りと言った感じでした。岩にへばりつくようにウラシマツツジが、ハイマツの中に一際鮮やかにクロマメノキが輝き、色づき始めたチングルマが足元を埋める、「良いねぇ〜〜〜これは良いねぇ」 |
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ウラシマツツジの紅葉 |
クロマメノキの紅葉 |
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