翌日午前5時、寒くてあまり熟睡できなかったおばさんはおっさんの肩を揺すりました。 「もう5時か・・・天気は?」「良い天気よ!」 yamaonさんを起こし、前夜のオデンの汁にアルファ米のワカメゴハンを入れて雑炊、 山々のモルゲンロートは輝きませんでしたが、東の空から昇る朝日に合掌し、koyaさんを起こして朝食。 「そんなに食べられないよ」と叫んでいたおっさんを尻目に、食欲旺盛な一行は見事に雑炊をたいらげていたのでした。 出発準備をしていると先行していた人達が下りてきました。ラッセルのお礼を告げると「今日は快晴ですよ」とのこと、やはり凄い天気のようです。 |
さあ、いよいよ前天狗へ向けて出発です7時40分、もちろん天気は上々。くっきりと聳え立つ前天狗を見ながら、まずは小天狗へ向かって進みます。 |
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1550m付近から小天狗をトラバースして進みました。 木々の間を抜けると真っ白な急斜面が広がり、先行したグループのエッジで雪面に刻んだトレースを追いながら進みます。この日はアタックザックでの行動でしたから比較的身軽ではありましたが慎重に歩を進めました。 |
小天狗をトラバースする |
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