8時10分天狗のコル付近です。ここで目の前に目指す前天狗がぐーーんと広がって来るのであり、それは青空にくっきりと映えて立ちあがっているわけで、、、そんな頂きを一向は淡々を目指して進むわけでぇ〜〜〜 木々の間を潜り抜けるようにして進みます、このあたりにはもう先行した人達のトレースはありません。前夜の風ですっかり吹き飛ばされてしまったのでしょうね。強風で凹凸になった雪面をクリアしながら高度を上げて行きます。 |
天狗のコル付近から前天狗へ向かう |
やがて斜面はクラストしてきて、ハイマツがポツポツと顔を出すだけの白い世界となってきました。カリカリッ、、、エッジも効かなくなってきます、「そろそろスキーをデポしましょうか」8時45分標高1650m付近でした。 |
スキーをデポ(後ろのピークは小天狗) |
「おーーーっ」振りかえると、ニペの耳から石狩岳、音更山、ユニ石狩岳へと続く石狩連峰がひときわ大きく広がっていたのです。「いっや〜〜〜良いなぁ〜〜〜さいっこーーーだよ!」 一行はこれから始まる白きニペソツ山の山容を思い浮かべながら、満足げにうなずいていたのです。 |
左からニペの耳、石狩岳、音更山、ユニ石狩岳と続く石狩連峰(パノラマ) |
|
|
|